第29話 オークション
クロエ達が来てから1週間くらいたった
唐揚げの屋台は大人気で常に行列ができるほどだった
初日は俺達もいろいろ手伝ったが本当に大変だったよ、匂いにつられてどんどん客が来ていた、それに加えてエリちゃん効果が凄かった。美味しそうに唐揚げを食べるエリちゃんを見てヨダレを垂らしながら気よってくる。
クロエさんは汗を流しながらずっと唐揚げを作っていて大変そうだった。
でもクロエさんは今はすごく楽しいとの事、よかったよかった
「なぁアイナ…クロエさん、俺たちより稼いでるよな…」
「そうですね…それはもう比べ物にならないくらい…」
「今からでも3割くれないかな……」
「主様、クロエさんは言ったらくれると思いますけどダサいですよ」
「……俺達も頑張るか」
売り上げの2割とはいえ、それだけでもそうとうな金額だった、やっぱりどこでも唐揚げは人気だなと思ったシンだった
「アイナ、明日この王都でオークションがあるらしいんだけど行ってみないか?」
「主様…さっき頑張るって言ってたじゃないですか…」
「別になにか買う訳じゃないぞ?ただ興味があるだけだって…」
「本当ですか?」
「ほんとほんと、あとついでに出品してみてもいいかなって思ってる」
「確かに…主様が作ったものだったら売れると思いますね」
まぁ俺もそれなりの値段で売れるかなとは思っている
「それで何を出品するんですか?当日に出品するとなると大きいものはできないと思いますよ」
「それは大丈夫だと思う、アクセサリーを出品しようと思ってる、だから今から部屋にこもって作ってくるわ」
「わかりました」
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指輪を作ろうかな
鍛治もイメージ次第ではどんな能力でもつけれるらしいがそれ相応の魔力が必要になるらしい
まぁシンプルに物理攻撃耐性とかにしよう
前に物理攻撃無効をつけようとしたけど無理だった。
あと自分の名前でも彫るか
-鉄の指輪-
筋力+50
速さ+30
物理攻撃耐性(中)
こんなもんか、これをあとはコピーの能力で9個作った
これ10個指につけたらチートやん
異世界転移に巻き込まれ、追放されたので自由に生きます。 鷲 @bigroad0927
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