第4話 「進化」


 「ん……俺どんぐらい寝てたんだろ」


 仰向けになったまま、壁の時計に目をやる。


 ……2時間ぐらいか……カプセルはいつの間にか消えてるな。


 あっ!! 俺のステータスはどうなったんだ!?


―――――――――――――――

 【ステータス】


 LV23


 有利属性 水

 職業   なし


 HP    41300/41300

 MP    9700/9700

 物防    5800/5800

 魔防    6200/6200

 物攻    7800/7800

 魔攻    5200/5200


 【スキル】


 ・火玉 LV722 ・火撃 LV220

 ・水玉 LV921 ・水撃 LV153

 ・風玉 LV633 ・風撃 LV130

 ・光玉 LV752 ・光撃 LV148

 ・闇玉 LV565 ・闇撃 LV139

 ・ヘブンズレイ LV2

 ・ファイアーストーム LV1

 ・アイスストーム LV2

 ・水龍の咆哮 LV1


 【特殊スキル】


 ・ステータス確認 LV10

 ・観察者

 ・鑑定 LV10

 ・簡易魔装


 【その他】


 ・【操術魔法】操術人形

 ・【治癒魔法】治癒 LV4

 ・【耐性魔法】毒耐性 LV2


―――――――――――――――


 何がなんだか訳がわからん。

 レベルが……とんでもない数字になってないか。


 《……各属性の魔玉がLV500に到達。魔弾へ進化しました。

 各属性の魔撃がLV100に到達したため、魔弾と融合。魔雷に進化しました。

 なお、LVは再編集され、水龍の咆哮等はそのLVにより威力が上がります》


 な、何が起こってる。


 《ステータス確認がLV10に到達。脳内描写が可能になりました》


 進化だ。

 身体の奥から……力が湧いてくる。


 《私、観察者と鑑定LV10が融合。LV2にレベルアしました。

 以上より、ステータスがアップしました。変化後は以下になります》


 「ッ……!! 頭の中に!?」


―――――――――――――――

 【ステータス】


 LV23


 有利属性 水

 職業   なし


 HP    71300/71300

 MP    16700/16700

 物防    7800/7800

 魔防    7200/7200

 物攻    8800/8800

 魔攻    6200/6200


 【スキル】


 ・火雷 LV4

 ・水雷 LV5

 ・風雷 LV3

 ・光雷 LV4

 ・闇雷 LV3

 ・ヘブンズレイ LV2

 ・ファイアーストーム LV1

 ・アイスストーム LV2

 ・水龍の咆哮 LV1


 【特殊スキル】


 ・ステータス確認 LV10

 ・観察者 LV2

 ・簡易魔装


 【その他】


 ・【操術魔法】操術人形

 ・【治癒魔法】治癒 LV4

 ・【耐性魔法】毒耐性 LV2


―――――――――――――――


 俺は……強くなったのか……?


 「試しに何か……『火雷』!!」


 そう唱えた瞬間、真っ赤な、電気のようなものが手から放たれた。


 『「「バゴォォォン」」』


 部屋の壁が砂埃を上げて吹き飛ぶ。


 「うぉぉぉぉぉぉ!!!! これは……俺の理想ッッッ!!!!」


 俺はガチャを見た。

 百万の横には何も追加されていない。


 良かった。

 たったの百万で値段の上昇は終わりだ。

 もし追加されていたら……俺は破産してしまっただろう。


 ……決めた。

 行けるところまで行って、最強になってやる。

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