恐るべきスナイパー!
2024年7月13日、アメリカのトランプ元大統領が、
トマス・マシュー・クルックスという20歳の青年に狙撃されました。
幸い弾は直撃せず、元大統領は右耳を負傷しただけで、
大事には至りませんでしたが、今回はこの事件に関して私の考えを
書いてみたいと思います。陰謀説とか色々噂されていますが、客観的事実として
わかる部分からの推論になります。
クルックスがトランプ元大統領を狙撃した場所は、元大統領の演壇から見て右方向にある工場の屋根の上、距離は約130メートル、使用した銃は半自動式ライフル、
【AR-15】です。このライフルはアメリカだと比較的簡単に入手出来る様で、
色々な派生型がありますが、軍隊等で通常の射撃訓練を受けた人物だと、
300メートル以上離れていても、一撃で人間の頭部を破壊し、
即死させるのに十分な性能を持っています。クルックスはこの半分以下の距離でも
狙撃に成功していませんから、とても上手な射手とは言えないですね。
さて、当日クルックスの行動を目撃した人々の証言、映像等を見るに、彼は会場に
到着してから、まっすぐ狙撃ポイントとなる工場の屋根へと向かっています。
事前に下見していた可能性はありますが、当日の演説会場でトランプ元大統領の
演壇がどの位置にあり、また彼を守るシークレットサービスがどの様に
配置されるかまではわからなかったはずです
(当たり前ですが、それは超が付く機密事項です)。
つまり、もし彼が単独犯なら、会場に着いてから、演壇の位置や
シークレットサービスの配置を自分で探し、確認しなくてはなりません。
でないと的確な狙撃ポイント(元大統領の演壇が正確に狙え、尚且つ
シークレットサービスに発見されない場所)がわからないからですが、
そういう行動を一切取っていないという事は、
彼は当日の絶好の射撃ポイントを初めから正確に知っていたという事です。
実際、銃を持って会場をウロウロしながらこんな確認をしていたら、
たちまちに警備員に捕まるでしょう。
これは当日の射撃ポイントを事前に彼に教示した人物がいた事を示唆しています。
この人物は当日の会場のレイアウトやシークレットサービスの配置をどこからか
入手し、そこから割り出した絶好の射撃ポイントをクルックスに伝えたはずです。
でなければ、彼がその様な行動を取れるわけがありません。
次にシークレットサービスですが、ある程度訓練を受けた人間なら、確実に元大統領を狙撃出来る至近距離に犯人がいる事を見逃しています。ニュースでは犯人らしき
人物を認識した者は居たが、途中で見失ったとか、死角だったから発見出来なかったとありますが、これはあり得ませんね。演説会場付近の地形は単純で建物の数も
少なく、会場の配置図、事前の下見等で、危険なポイントはプロが見れば
一目瞭然のはず。普通に犯人が居た場所にシークレットサービスの要員が
立っているでしょう。これが単純なミスで起きたのだとしたら、
このシークレットサービス会社は信用を失い、破産間違いなしだと思います。
大体会場のレイアウトやシークレットサービスの配置が外部に漏れている事自体
あり得ない話で、これらの事実を見るに、間違いなくシークレットサービスの中に
この暗殺未遂劇への協力者が居たと見るべきです。
最後に何故クルックスが元大統領を狙撃したのか?です。
クルックスに当日の射撃ポイントを伝えた人物は、間違いなく
その道のプロだと思いますが、あえてプロのスナイパーを雇わず、
素人に近いクルックスに射撃を任せています。
これから推測出来る事はふたつ。
ひとつは、元大統領の狙撃に成功しても失敗しても、狙撃した人物はその場で
射殺されるか、重傷を負って逮捕される可能性が高く、その場合、
プロの殺し屋だと足が付く可能性があるから。犯罪歴もなく、
特にこれといった経歴もないクルックスなら、この点問題が少ない。
もうひとつは、この暗殺未遂劇は、成功するより失敗した方が都合が良いから。
それはこの事件が、元大統領の暗殺より、脅しを目的としていると考えるなら
合点がいきます。だから失敗の可能性の高い若者を巧妙に洗脳して狙撃させた。
事実、この暗殺未遂が起きるまで、元大統領はウクライナに対する資金供与や
武器供与に大反対の立場でしたが、暗殺未遂事件以降、急にトーンダウンした事は
あまり知られていません。それと私が考えた様な推論が出来る事から、
クルックスの周囲や今回元大統領を守ったシークレットサービスの
おかしな所を徹底的に追及すべきなのに、その様な捜査は殆どなされず、
もっぱらクルックスの単独犯行の様にみなしている警察、
マスコミもかなり異常だと言えます。
以上が私の推論ですが、皆さまは如何思われたでしょうか?
私程度の推論をする人間など世の中にいくらでもいると思いますが、これらの事から思えるのは、今のアメリカにはスナイパーを雇って国家元首を暗殺したり、
脅したりする事を何とも思わない様な組織が存在しており、
実際問題彼らの意思が国政にかなりの影響をもたらしているであろうという事です。
アメリカの様な極端な銃社会は、最終的に民主政治の根幹を破壊するのでしょうね。いつ、どこから、シモ・ヘイヘみたいなスナイパーに撃たれるかわからない…。
それがアメリカ合衆国大統領という存在なのです。
銃の性能がどんどん良くなっている昨今、私だったら大金積まれても絶対嫌ですね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます