ファティマ第3の予言に関する考察。
西暦2025年の7月に巨大隕石がフィリピン海に落下して、
人類の歴史が滅びるという噂が、ネット上で広まっている事を
みなさんご存じでしょうか?同時にこれがファティマ第3の予言の
本当の中身であるという噂も出回っています。
ファティマの予言自体はまだ第一次世界大戦中の1917年に、ポルトガルの
ファティマで、3人の小さな子供たちが聖母マリアの3つの予言を受けたという実話です。この内最初の予言は地獄の存在と第一次世界大戦の終結、2つ目は第二次世界大戦の予言、3つ目の予言は1960年まで公開してはいけないという条件が付いた為、ローマ法王庁で封印されますが、2000年にローマ法王庁が、その内容は1981年5月13日に起きたヨハネ・パウロ2世の暗殺事件であると正式に公開しました。
ただその内容が、他の2つの予言内容と比べるとあまりにも軽い事、
これを読んだ当時の教皇らが絶句し、40年間発表を見送った内容には
とても思いえない事から、本当にこういう予言だったのか、
未だに疑問視されているみたいですね。
さて、ファティマの予言から56年経過した1973年、今度は日本の秋田県で同じような奇跡が起こります。秋田県のキリスト教会、聖体奉仕会のシスター笹川の前に、聖母マリアが現れたというのです。この時この教会にある聖母マリア像が大量の涙を流した為、これは奇跡であるとの話が世界に広まり(実際に涙を流しているマリア像の写真が撮られている)、ローマカトリックの総本山であるバチカンも、本件を奇跡として公式に認めています。
ちなみにその時聖母マリアがシスター笹川に話したとされる内容ですが、
非常に長いので要点を要約すると、こんな感じです。
『もし人々が悔い改めないなら、おん父は、全人類の上に大いなる罰を下そうとしておられます。そのときおん父は、大洪水よりも重い、いままでにない罰を下されるに違いありません。火が天から下り、その災いによって人類の多くの人々が死ぬでしょう。よい人も悪い人とともに、司祭も信者とともに死ぬでしょう。生き残った人々には、死んだ人々を羨むほどの苦難があるでしょう』
人類は驕り高ぶっている!祈りなさい!悔い改めよ!さもなくば大洪水よりも凄い火を天から降らすぞ!!という事ですね。ここで言う【大洪水よりも凄い火】が、
実際には宇宙からやって来る巨大隕石であるという話が最近広まっているという訳です。1960年まで公開してはいけないと言ったメッセージが、実際には1973年になっても公開されなかったので、聖母マリアは痺れを切らして日本の現れたのかも知れません。
さて、この話を読んで、みなさんはどう思われますか?
私はなんだかなぁ~?なんて思ってしまいます。
なぜかって?それはこのメッセーの伝え方です。
ポルトガルのファティマの3人の子供とその周りの少数の人々しかり、秋田のシスター笹川しかり…。こんな何の力も権力もない極僅かな人達に重要なメッセージを伝えたとしても、それが世界に広まる訳がないというのがまずひとつ。
マリア様、あなた全然メッセージ広める気ないでしょ?って、
私は思ってしまいます。私は日本の神社の巫女で、別にキリスト教徒ではありませんから、こんな感じに思うのは普通の事だと思います。
その上、このメッセージに従わず、人類が今までと変わらないのであれば、
【大洪水よりも凄い火】をぶっ放すぞ!と脅している訳です。
これ、天のおん父というのは、初めから人類を許す気なんか毛頭なく、
ぶっ放す事を前提に、『一応、警告はしたからな?』なんて思ってそう。
主要先進国の多くはキリスト教国が多いですから、なら各国首脳が集まっている所にその姿を現してメッセージを伝えれば良いのに、マリア様は何故こんなやり方を取るのでしょう?全人類にメッセージを伝えたいのなら、それの方がよっぽど実効性があります。
一言で言えばもの凄い意地悪。どう考えても殆ど周知されない様な方法でメッセージを伝え、その上で、【大洪水よりも凄い火】をぶっ放し、『よい人も悪い人とともに、司祭も信者とともに死ぬ』訳です。地獄の閻魔大王より余程質が悪いと思います。だって閻魔大王は、ちゃんと一人ずつ吟味して罰を与えるじゃないですか?良い事をしても悪い事をしても、みんな纏めて地獄行きだと言うのなら、それは悪事や悪徳を推奨しているのとたいして変わりません。
それに世界には様々な宗教が存在しますので、本当に全ての人類にメッセージを伝えるのであれば、色々な宗教の神様と連携する必要もあります。聖母マリアのメッセージをありがたく思うのは、基本、キリスト教徒だけだと思うからです。
キリスト教徒の人達は何故みんなで集まって、
聖母マリア様に抗議しないのでしょう?私なら絶対に言います。『話が違う!!』って。それに人類が驕り高ぶっているというのは、具体的にどういう事なのでしょう?もっと詳しく教えてくれないと直し様がありません。イケズにも程があります。
こんなイケズな神様をキリスト教徒の皆さんは何故信じるのでしょう?
どことなくブラック企業の匂いを感じてしまいます。具体的且つ合理的な目標提示がなく、ただひたすら精神論に終始する、あの体育会系のノリです。
世の中理不尽な事が多いですが、キリスト教も大概理不尽だと思います。
だって、具体的な中身や改善目標の数値も提示しないで、
『お前らはけしからん!殺す!』、なんて言われても困りますよね。
そんな訳で、今日も私は巫女業に励む訳です。
ひとつ、人を愛する事。
ふたつ、自然を愛する事。
みっつ、先祖に感謝する事。
天照大御神の教えはシンプルで分かり易いものです。
そしてこれだけで十分だとは思いませんか?
実際にはこれが出来ない人が圧倒的に多数なので、
これを直すだけで世界はとても良くなると思うのですが…。
まずはこういうシンプルで素敵な事から始めましょう!
私はそんな風に想うのです。
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