誘導ミサイルがなく、危険な軌道で運任せの魚雷を投下、波状攻撃で多大な損耗を覚悟しながら攻めるしかなかった当時の対艦戦において、特攻攻撃は空前絶後のキルレシオを発揮して米海軍を「そんなのアリかよ!?」と戦慄させたんですよね……。
道義的な議論はともかく、個人的には日本という国体を存続せしめた、最大の殊勲と考えております。
作者からの返信
お読み頂き感謝です!
この第3龍虎隊による特攻は、米軍の記録を見る限り、日本海軍特攻隊、最後の戦果でした。この2週間余りのちに終戦を迎える訳ですから、彼らの死はあまりに惜しいものですが、彼らの敢闘精神と気高い愛国心は、日本の歴史が続く限り語り継がれるべきものだと思います。
一見弱点な所も状況により有利に働く、という実例ですね。
今回のお話はもちろん初めて知りました。
特攻に成功したのが良かったのかはわかりません。
だけど諸外国、特にアメリカ。
ちょっと前のハゲタカに対する日銀砲。日本は特攻も辞さない国だという認識があるので、ハッタリではなく本気だと理解したとか。
赤トンボ、帝国日本海軍第3龍虎隊。忘れません。
作者からの返信
なみさとひとし様、御無沙汰しております。
カクヨム復帰、良かったです。
この赤とんぼによる特攻の大戦果を当時の日本軍は
殆ど把握しておらず、大戦果は戦後に米軍の記録で判明した事でした。何より第3龍虎隊はこれらの効果など知らずに出撃、鈍足複葉の赤とんぼは敵戦闘機に捕まればひとたまりもありません。何の護衛もなく出撃する彼らの心情を想う時、涙を禁じ得ません。
本当に凄い、偉大なパイロットであったと思います。