自信と自惚れについて想う。

今日は自信と自惚れに関して考えて見ましょう。

まず定義を考えましょう。


自信というのは、客観的な数字、あるいは権威のある機関や

人物から得られた評価など、自分以外の第三者から評価を受けた

結果を元に、自分自身に持つ自負だと言えます。


営業で数字を上げるとか、偏差値の高い大学に入るとか、

回りのみんなに美人だと言われたり、

有名なプロのギタリストに認められるとか、

例を挙げると、こんな感じですね。


自惚れというのは、客観的な評価ではなく、

あくまで自分の主観によって、自分自身に持つ自負の事です。

客観的に見て、どう見ても高いレベルのギタリストではないのに、

俺は世界一才能のあるギタリストだと思い込んだり、

売れないけれど、自分の絵は日本一だと思ったりする。

例を上げるとこんな感じでしょう。


さて、第三者から客観的に評価されるのは、

どんな分野でもとても難しいものです。

相応の努力が必要な事は言うまでもありません。

中々思う様にいかず、自信をなくす事が世の中には如何に多い事でしょう。


自信はとても高価で得る事が難しい一方、うぬぼれは只です。

これには元手がかかりません。人間は何時でも何処でもうぬぼれる事が

出来ます。そして、うぬぼれることは、実はとても大切な事なのです。


どんな人間も、新しい分野に挑戦した時は初心者です。

客観的に評価出来るものはなくても、『俺には才能がある。必ず出来る!』と

そう思い込まなくては、物事前には進みません。

うぬぼれることは夢見る事でもあるのです。

うぬぼれのない人生程つまらないものはありません。

偉大な作家やミュージシャンは全てうぬぼれの名人だったはずです。


もっともうぬぼれだけで上手く進む程、世の中甘くありません。

うぬぼれつつも努力を継続し、前に進む。これが大事です。

努力によって技量が上がると、更にうぬぼれる事が出来ます。

そしてうぬぼれる事によって更に努力が促進される。

この循環が大事です。

そして知らず知らずの内に客観的な評価もされるようになる。

そしてそれは自信に繋がり、更なる努力とうぬぼれへと発展する。


世の中の成功とは、大抵そうしたものです。

だから私達は大いにうぬぼれつつ、人生を楽しまなくてはなりません。


最後に。

まったく同一の容姿を持つ二人の人物が居たとします。

一人は自分はとっても美しいと思い、もう一人は自分の容姿は最低最悪だと思って

いるとします。要するに片方は徹底的にうぬぼれ、片方は徹底的に冷めている。

皆さんはどちらがもてると思いますか?


私は徹底的にうぬぼれている人の方がもてると思います。

必要以上に冷めると人間は暗くなります。

それに比べてうぬぼれは明るい。

明るく夢を持つ人は、きっと慕われる事も多いでしょう。

世知辛い世の中であっても、うぬぼれを忘れず、

こんな時代でも前向きに生きて行きたいものですね!

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