地球ガイア説に想う。
窒素 77.0797%
酸素 20.946%
アルゴン 0.9342%
二酸化炭素 0.0381%
水蒸気 約1%
他 0.002%
これが西暦2020年の地球の大気の構成比率です。
さて、ではここから質問です。今から約2億年前、
地球上に巨大な恐竜がのし歩いていた時代の
地球の大気の構成比率はどうだったのでしょうか?
答えを先に書きましょう。
現在の地球とほぼ同じです。
上記比率は2億年前も現在もほとんど変わっていません。
皆さんは不思議に感じないでしょうか?
2億年前と現在では、地球の環境はまったく違うはずです。
2億年前は人類は影も形も存在しないし、
世界は今よりずっと濃い森と多くの水に覆われていたはずです。
現在よりもっと酸素濃度が濃くてもおかしくないと思いませんか?
実は地球の大気に占める酸素の割合があと2%も高いと、
全世界は大火災に見舞われ、それこそ灰燼に帰してしまうそうです。
反対に現在の酸素濃度があと2%も低いと、敏速な移動を行う
哺乳類や鳥類は生存できません。
要するに地球は、2億年前から現在に至るまで、生物の存在の為の
絶妙な大気比率を維持していると言うことです。
何だかおかしいとは思いませんか?
ここにエントロピーの法則という物があります。
これを簡単に言うと、熱いヤカンは必ず冷めるという法則です。
要するに物事は放置しておくと、限りなく無秩序に向かっていく。
部屋を掃除しないで放置すれば埃だらけ、カビだらけになるし、
熱を加えたヤカンは、放置すれば必ず冷めてしまいます。
ある物理状態を維持する為には、何らかの手をかけなくてはならない。
手をかけずに放置すると、それは限りなく無秩序に向かって混沌としていく。
これがエントロピーの法則です。
地球の大気状況がここ数億年変化していないという事は、何らかの
作用が働き、エントロピーの増大が制御されていたと考えるのが妥当です。
しかも地球の表面的な環境はその間激変しているにも関わらずです。
なぜこの様な事が起こっているのか?
実は現在の科学力をもってしても、これを説明する事は出来ていないのです。
なぜなのか?現在の所、これはまったくの謎です。
ここに地球ガイア説という考え方が出て来ます。
それは、『地球その物がある種の生命体である』という考え方です。
生命はその内部環境を一定に保つ事によって生存しています。
地球のある種の生命体であるならば、そういった能力を持っていると
考える訳です。無論、現在の科学では本当の所は何もわからないのですが。
なんだかんだ言っても世の中わからない事だらけ、不思議な事だらけ。
1週間先の天気だって100%予測する事は不可能だし、季候を制御する
事も出来ません。台風や地震を撲滅するなんて夢のまた夢です。
何でも科学万能で解決出来るなんて、人間の驕りに過ぎません。
人間も地球という生命体を構成する1要素に過ぎないのかもしれません。
祇園精舎の鐘の音(こえ)、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
奢れる者も久しからず、ただ春の世の夢の如し、
たけき者もついには滅びぬ。ひとえに風の前の塵におなじ。
この時代から人間は少しでも進歩したのでしょうか?
白狐姫/白狐隊ではこの祇園精舎前文に曲を付けて唄っています。
https://www.youtube.com/watch?v=gibeLKKRT-0
感想など頂ければ幸甚です。
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