第48詩 コトノハ

 普通の日って こんなにも大切で幸せで

 まだ何も分からずに立ち止まる 信号が青でも歩けなくて


 そっと見上げれば 何が見える? 空が広がる

 太陽の光 みんな同じだね

 同じだけ輝く 光の柱


 手を挙げて 両手広げて 広がる空の下

 星空の中

 手を伸ばして 捕まえよう

 ほら 星の欠片が増えていく


 "頑張れ"の言葉は重たくて 潰れてしまいそうになるけれど

 わたしたち まだ言葉を全て知る訳じゃない

 伝えられない


 もっと言葉はあるはずなのに 見付けられなくて

 "大丈夫"も"明日があるさ"も

 まだ何か 足りないよ


 わたしが今 伝えたいのは

 言葉は足りないけれど


 "あなたはひとりだけ"


 太陽のもと コトノハの力を信じてる

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