第42詩 価値

朝目覚めて 昼が過ぎて 夜になる

月明かりも見えない時間は 自分の心が垣間見える


何処か虚ろで 隙間風吹く

寂しい淋しいと泣く子の声

ああ それはわたしの声か


空元気からげんきが日常化して

笑顔で全てを覆い尽くす

“大丈夫”の言葉は 誰かへ向けたSOS


わたしを抱き締めて

まだ見ぬあなたへ 手を伸ばせたら

温かさとあなたの言葉を知れたなら


お願い きっとここへ来て

我儘で一途な さびしんぼ


不安と悲しみに踏み潰されそうな夜

今日もまた 独り心で泣いている


自分を好きになれなくて 自分を大事に出来なくて

それでも 愛してくれますか

わたしに愛する価値があると あなたが教えてくれますか

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