第37詩 ヒト≠カミ

 キミは虫をツクれるか

 キミは犬をツクれるか

 ヒトはいつの間にかゴウマンになり下がり

 ヒトは自分をカミだとゴウゴする


 確かにヒトは宇宙へ行った

 月に立ち 遠くの星々を知っている

 ヒトは今 自然さえも思うがままにしようとして

 きっと それはデキるだろう

 近い将来 デキるだろう


 それでも


 ヒトは今をツクれるか

 ヒトは生き物をツクれるか

 動物と言うワクを超え 異物となった身だとしても


 ヒトは宇宙そらをツクれない

 ヒトは 何よりヒトをツクれない


 ヒトはいつからヒトとなったか

 確かなコトはわからない もう


 カコはミライへ続くだけ

 もうすぐユメは終わるのだろう


 美しく儚いユメは 目覚めたキミは何を見る?

 ソレは誰にもワカラナイ ヒトハカミニハナレナイカラ


 ヒトをツクれないモノが ヒトをコロしてイイハズがナイ

 ヒトをツクったとしても ムサクイなサツジンはユルされない

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