第7詩 日常

 豹変したのは 日常でした

 代り映えなく 朝日が照らす

 いつも通りとはいかなくて

 あの出会いは 歯車回す 一秒前

 遠回り 遠ざかり また近付いていく

 薄紅に染まる 明日の空をまた目指し

 行こうか? 見えない未来へ


 非日常と日常の間

 それ程変わりはないんだと

 気付くには少し 間があって

 雲母のような 壊れやすさを抱えて


 きみの手を取って 空を駆けたあの日を

 まだ鮮明に ぼくは覚えているよ

 鮮やかな色彩は おぼろげなぼくを支えてくれる

 まだ夢の中 うつつの中

 どちらともわからない


 天は高く 地は深く

 たゆみなき 時は流れ続け

 日常は生まれいく

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