話の流れ(中盤)

6.新しいことを試みる(最初の20%くらい。全体の1/4に来る前に、一度幕を引くべき)

ツバキのプレイ動画を見て、プロデューサーは何故に彼女が人気のプレイヤーなのか理解しがたかった様子。

一方で、同じプレイ動画を見て斬新だと思うプレイヤーもいた。それがフウマだったのである。

フウマは彼女に負けた理由を考えていたのだが、プレイ動画を見ていく内に自分にはない何かが敗因だったと悟った。


フウマのプレイスタイルを見て、ふと何かが重なると考えていたのは――とあるゲームのプレイヤーだったのである。


7.メッセンジャー(22%。普通「6.新しいことを試みる」の直後にくるが、もっと早くても良い。始めの25%に来るようにすること)

SNS上でとある都市伝説が話題になる。それは、過去に起こった二次元アバターによる事件(ヴァーチャルレインボーファンタジー)なのだが――。

今回のゲームが実は、あるメーカーの宣伝材料にされているのではないか、とツバキは悩み始める。

しかし、考えていても仕方がないと判断して再び行動を起こす事に。今出来るのはゲームを盛り上げる事だ。

SNS炎上勢力が便乗するのは人気作ゆえの宿命であると開き直り、やがては――。



8.お楽しみ(20~50%)

都市伝説に類似した謎のアバター目撃事例が浮上するが、どれも自作自演やバズり狙いの捏造疑いで単独で炎上していた。

(一部で本物も混ざっていた可能性も否定できないものの、ガーディアン等が否定する)


一方では、ツバキのプレイが様々な場所で話題になる。リズムゲームの要素を持つゲームで、まさかのプレイスタイルと言う事で話題になった様子。

そのプレイスタイルの秘密を探ろうとする物も現れるのだが、あれを真似しようとは思わないと言うのが大半の反応だった。

理由の一つとして、リズムゲームの定石とは思えないようなスタイルで、ARゲーム要素があるとは言っても――という見解が多い。

しかし、それでも彼女のプレイスタイルには不思議な物があるという意見も少数あった。


そうした様々な動向がある中で、別作品のプロゲーマーが例の作品に興味を持った情報がもたらされる。

そのゲーマーの名前は、何とビスマルクだった。これには情報を仕入れた人物も驚くしかない。



9.中間点(50%)

様々なゲーマーが活躍する一方で、ツバキのプレイも次第にピックアップされる。

トップランカーが集うと言うトライアルにもツバキは登場し、彼女のプレイはギャラリーを沸かせた。

(彼女のプレイに注目していたのは、会場のギャラリーだけでなくライブ中継を見ていた視聴者も同様)


結果の方はビスマルクの勝利に終わるが、ツバキのプレイに弱冠救われたような勝利だったので少し不満はある気配だった。

(不満を堂々と言う様なタイプではないので、若干分かりづらい)


その数日後には、まさかのSNS炎上勢力が動きだし、ツバキと集中してバトルを行うが――。

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