予告編(エイプリルフール)

※一部、ヴァーチャルレインボーファンタジーからのコピペ個所があります。

※分かりづらいネタですが、これが今回のエイプリルフールネタでした。(4月2日付更新)


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「申し訳ありません。向こうは深層WEBに接触したようです」

 とある退却したメンバーの一人は、電話主に報告を行う。

失敗報告の為、依頼主というか電話の主が激怒すると思われたが――予想外の反応が来た。

『深層WEBとまで来たか。連中は遂に自分達で世界を変えようとしているのか』

 その反応に対し、報告をする人物も目が点になった。

まるで、この報告で向こうが成功と認識したような反応だからである。

「世界を変える? マイナーコンテンツが世界を変える事は不可能でしょう。あのようなデッドコピーに――」

『君たちはとてつもない思い違いをしたようだ。彼らは海賊版ではないよ。確かにヴァーチャルレインボーファンタジーからすれば、二次創作だがな』

「海賊版? 彼らは有名な異世界ファンタジーの模倣に過ぎない。それ以上に重要なのはピンポイントの層に受けるような――」

『話にならないな。彼らは元々の役割さえも超えた存在になっている。それこそ、作者の手に届かないような存在に』

「ソレでは暴走するでしょう。広告会社や出版社、それこそ大手芸能事務所のタイアップ――」

『そうしたやり方が超有名アイドル商法事件を生み出したと分からないのか?』

「あの事件は――」

 電話主は途中で切ってしまったようである。

話が通じないような人物と会話をするだけ無駄と彼らは考え、再び動き出そうとしたが――思わぬ人物があらわれて全ては阻止される結果になった。

『お前達か。こちらの行動に介入する勢力と言うのは――』

 彼女のスーツを見ると、明らかにAR技術によるCGだと言うのは分かるだろう。

ぴっちりとしたARインナースーツに半透明のARアーマーが装着されたメット、背中のバックパックは小型なのだがSFのそれみたく飛行能力はない。

装着されているアーマーは演奏によって色が変化する物で、おそらくはアーマーはバトル系のようなイメージだが、タイプとしてはリズムゲーム系だろう。

そのアーマー姿のゲーマーには彼も見覚えがあった。声の方は女性の声なのだが、若干ボイスチェンジャー交じりになっている気配もする。

「お前は、コスプレゲーマーの――」

 何かを言おうとした彼は、口止めと言わんばかりに気絶させられた。

彼のようなSNS炎上勢力もかませ犬として切り捨てられる位に、彼女の実力が上なのかもしれない。



 炎上勢力を軽くあしらった後、彼女は――メットを脱ぐ。

黒髪の女性、体格こそはぽっちゃり系と言われるかもしれないが、その反応速度は――だったのかもしれない。

「全てはここから始まるのよ――」

 彼女はつぶやく。炎上勢力が消えた草加市にとって、次の新たなる敵は――ゲーマーだ。



『次回、ニューリズムゲームエピソード。リズムゲームは、闇に閉ざされたSNSを変えられるのか?』

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