会計詩

ゆっくり会計士

こんなことなら

権力者は怒り狂った群衆が屋敷になだれ込んでくるのを見た。

ガードマンは逃げ去った。

彼はあわててベッドの下に隠れる。

人々は家探しをし、何でもかんでも奪い、叩き壊し、火にくべる。

こんなことならベッドの下に隠し通路を作っておくんだった。

その通路は近くの民家に通じ、その民家は川に面している。

川には小舟があり、それに乗って海に行くとさらに大きな船がある。

その船に乗れば彼は世界のどこにでも自由に旅立てるのだ。

人々が部屋に入ってくる音。

こんなことなら。

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