短い文章の塊

 テーマを与えてくれれば、短くていいのなら、わたしは書ける。

 そんな気がする。

 長大で重厚で複雑なストーリーを持ったものは、現時点で書ける気がしない。短い文章の間をなんとかつなぎ合わせて、結果的に長くなったものなら書ける気がする。

 これも文章のハードルの問題だ。

 巨大な問題に立ち向かうにはわたしは無力すぎるから、恐怖心を少し感じる程度まで、問題を切り刻まなくちゃならない。

 それじゃあ複数のテーマを用意して、それに対する自分なりの答えを書けば、もしかして何かできる?

 今思い浮かんだテーマ。

 幸福になるための方法論。

 人によって世界の見え方が違うように幸福の感じ方もちがう。

 幸福は求めれば求めるほど離れていく。最も楽しく没頭している時、人はそもそも幸福感やらなんやらごちゃごちゃ考えてない。目の前の行動のことしか見えてない。サッカーとかで、ゾーンに入ってる時って自分の意志みたいなのが消失しているような感覚になる。身体が勝手に動くような。

 神々の沈黙って本で、昔の人間には意識がなく神の声を聞いていたって話があったけど、意識って自分の中の理性であり、現実的なんだけどいろんなものをセーブして可能性を狭めるものでもあるのかもしれない。


500字の短さならなんとか書けそう。

しかしこの短さでさえ内容がまとまりなく散らばる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る