第一章氷鏡編」

7年

<side倉橋>

「それでは、文化祭の始まりです」


ー楽しい一日を予感させるナレーションが響き、学園祭がスタートする


それは、本来好ましいものだった――だが、人が入るということは同時に


賊が入りやすいということでもある


(拳銃にナイフ、、か)

少年ー倉橋は、体育館の手前にある、着替えルーム(男子用)

のところにおいてあった、小銃とナイフを見る


ーー弾は一発ーーナイフはアーミーどちらにせよ、高校の文化祭にあっていいものではない

(なんだろーー出し物かな)

まぁ、そうだとしたら、下手に持っていくのは問題だろうということで、先生の所へ持っていくというのを断念する


「しかし、これ、精巧にできてあんなぁ、なんか、使えそうだ」

弾丸に刻まれている文字はどことなく見たことないものに見えた

「、、、ん、だが読める」


ーーに、、、さた、、、、きく


「--に、、、、さた、、、、きくってなんだ」

ーーこの時点でおかしい気はしたのだ、なんで、男子更衣室に拳銃とアーミーナイフがあるのか

しかし、そこは戦争とかとは無縁の日本の学生スルーする


<side敵対勢力>

ーーこちら●●、応答せよ、突入態勢整ったどうぞ

ーー了解、そのまま待機せよ、どうぞ

ーーー了解、待機する、どうぞ


一方、やつらの目的は始まっていた

<side倉橋>

「ははっ、おもちつき、かーーよし、やってみるかな、と」

文化祭で気分が盛り上がっている中、不思議と一人の少女に目がいった


大きなきねを大人と一緒にもつ7歳くらいの少女

その顔に、赤い点みたいなのがついた

<side、敵対勢力>

「アーチャー、目標確認、」

「よし、撃て」

その時だった、彼が腕を伸ばしたのは


「いっつ」

弾丸を止める、ただし、腕で、一瞬で腕を止め、手で押さえたから

あまり、血が出てないが、、、痛い


「--ふん、ターゲットは撃ち抜けなかったのか」

「あ、ボス」


ーー彼は30代くらいの体格のいい男である、昔運動部だったらしく「鍛え上げられた筋肉の男

「--あの「秘密」をしるものは殺さなければならない、知る可能性があるものは

排除しないといけない」


でなければーー自分が水になり溶けて消えていくしかないのだ


とある、有名アニメにもあるだろうーー<禁句>行ってはいけないとされる「破滅の言葉」

それを知る可能性があるものはいかしてはおけない


「私は、永遠の頂にいるのだ、、、誰にも「地位」は譲らない、、、ましてや「死」など、、、決して認めぬ、私を殺す可能性のあるものは排除する」


ーー徹底する、美しい言葉だ、何もかも「徹底」しなければならない

ーーそうでなければならないのだ

<side倉橋>


「手が痛いーー」

予知能力と呼べる能力があるが、倉橋はそれでも一般人である


その倉橋の目が見るーー「望遠鏡」と呼ばれたその瞳が敵の狙撃手をロックオンする

「くらえ」

未来予知で、弾丸を放たれることをさっち

そして、はなたれるーー勘で、石を投げるーーぶつかる

手招きをする


だがーー相手もプロ逆上して弾丸をうってきたりしない

得体のしれないーー相手を報告しーーその場で待機する


「おもちできたねーー」「うん」

7歳の少女は、嬉しそうに笑う


ーー長い、長い文化祭の一日が始まったーー


<side敵対勢力>

「突撃開始ーーー「校内」の反応をしらみつぶしに消せ

ーー疑わしくば、罰せよだ、いいな」


穴を掘り、教室の中に出口を作った兵隊が、次に向かったのは


ーー次回、ぞくぞくと集まる仲間、曲者の集団、どうなる、どうする

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