第3話 ただ水が流れるままに
「空から地へ、地から空へ」
「繰り返す水の旅路は終わらない」
「世界ごと終焉を迎えるまで、永遠に繰り返される」
雨が降り 土にしみこみ 枯れ土が潤い 緑が芽吹く
小さな水筋がたばねられ 魚住む川となり 滝として落ちては
様々な土地を旅していく
行き着く海には大勢の生命
様々な港に 岸辺に 岸壁に波として体をうちつけ
広大な背中に 船も浮島も浮かべている
やがて日の光で小さな粒となり天へのぼれば
また雨となり 土を潤していくのだろう
「ただ水が流れるままに、時も流れていく」
「水が流れる場所に旅の軌跡が編み上げられて」
「生命の奇跡も綴られていく」
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