第4話 【エッチし隊】蘭《ラン》😆🎶✨

「じゃ、さっそく、こちらにサインを宜しくお願いしますゥ……❗❗」

 またランが、礼儀正しくペコリと頭を下げた。



 流麗なピンクゴールドのツインテールがフワリと揺れた。


 豊かなオッパイも柔らかなプリンのようにプルルンと震える。



「はァ~…😳💦 どっちにしろ強引に勧誘する気なのか」

 この美少女は……。


 僕は目を丸くして驚いた。


 

 恐ろしい事に、このタマ ランと言う美少女アイドルは、まったくこっちの話を聞かない……。

 


「ウッフフ……✨🤭✨✨ チ○ポー君も、ご存知よねェ」

 天使のような笑顔を浮かべて、一方的に僕へ無理難題を押しつけてくるみたいだ。


「ご存知ッて、何がァ……🙄💦 

 僕は、チ○ポーじゃないけど」



「今度、政府による童貞税の導入が決定した事は……✨🤭✨」



「え、まァ……、そりゃ、知ってるけど」

 新型ネオ感染症コ○ナにより日本人若年層の童貞化に拍車がかかり、歯止めが効かない。

 そこで導入されたのが、【童貞税】だ。



「このほど税制改正により、チ○ポー君のような若年層童貞ボーイには消費税10%に加えて、童貞税20%が加算されます」



「なッ、な、何ィ……😳💦

 ム、無茶クチャ言うなァ……」

 どんだけ童貞ボーイから税金を絞り取る気だ。




「そこで【ゴー to 童貞ビギナーズキャンペーン】の一環として、【エッチし隊】との【合法エッチ】が許可されたンです✨🤗✨」


「エッチし隊との合法エッチィ……😳💦」なんだよォ。

 ソレは……。



「もうコレで、チ○ポー君も童貞税に悩まされる事はないわ」


「なッ、マジかァ……」



「ハイ、さらに今、【エッチし隊】のファンクラブに加入されると豪華特典がスペシャル プライスでご提供できます」



「はァ~…🤨💦 スペシャルプライスッてェ。どこの深夜の通販番組だよ」



「童貞キャンペーンの期間中【エッチし隊】のスペシャル会員になりますと各種の特典が得られますゥ……✨😆🎶」



「な、なんだよ…… そのスペシャル会員の各種の特典ッて」

 つい興味が湧き、身を乗り出して聞き返してしまった。



「まず…… スペシャル会員の童貞ビギナーが、御一人で淋しい夜には、【エッチし隊】のメンバーによるマンツーマンの濃厚接触的なイベントが行われますわァ~……😆🎶✨」

 ニコニコして応えた。



「え…、え、え、えェ…… 何……❓❓

 そのマンツーマンの濃厚接触的なイベントッてェ……」

 なんとも怪しげなイベントだ。



「ハイ、【エッチし隊】のメンバーが毎晩、優しく【ソロ活動ライブ】のサポートをして差し上げますわァ~……✨😆🎶✨」



「いやいや、なんだよ……

 優しく【ソロ活動ライブ】のサポートッて…… 手💟キかよ……

 だいたいサポートした時点で、『ソロライブ』じゃないだろォ~ー……😔💦」

 僕は、あきれ返った。




 このの言っている事は支離滅裂だ。




「たった一度でも【エッチし隊】のメンバーのサポートを受けたファンは、もう二度と【エッチし隊】なしには、いられない身体になってしまいますゥ……✨💕

 ラッキィ~ー✨😆🎶✨💕」



「はァ~…… どこがラッキーなんだよ。

 どんな危ない危険ドラッグだ❗❗」

 


「これで、もうポー君もおわかりでしょう」

 ニコニコ微笑んだ。



「ンなの…、全然、わかるかァ~~❗❗」


「やっぱり童貞をわずらっているから解らないのですねぇ✨🤭✨」



「違うだろォ~ー! 蘭の説明が、下手クソ過ぎて解からないンだよォ~ーー…❗❗

 なんで童貞をわずらうと意味が解らなくなるんだ!!」




「どんなに重篤おも童貞チェリーわずらったチ💟ポー君でも、【エッチし隊】の看護を受ければ、安心して夜中に一人で、オシッコへ行けます…😆🎶✨」



「いやいや、重度の症二ショーに病患者かァ~~ーー❗❗❗

 いくら童貞チェリーボーイでも、夜中に一人でオシッコくらい行けるだろォ……

 ッて、僕は童貞チェリーボーイじゃないし」



「もうこれでチ💟ポー君も安心して真夜中、ぐっすり眠っても、【お漏らし】の心配は有りませんわァ~……😆🎶✨」



「いやいや、別に、お漏らしの心配なんか、してねェ~ーよ……🤨💦

 だから重度の症二ショーに病患者かァ~~ーー❗❗」



「これでポー君も夜中にオムツをしなくても、安心して、お休みになれますゥ……😆🎶✨」



「いやいや、オムツなんかしなくッても安心して寝られるよォ~ーー❗❗

 ッてェ…、いくつだと思ってるンだよ!!

 これでも二十歳の大人だ。

 オムツなんかしてたまるかァ〜ーー!!

 絶対、僕の事をバカにしてるだろォ……」



「いえ、滅相も有りませんわ。

 これだけ説明すれば、もうおわかりでしょう。なので、こちらにサインをお願いします❗❗」

 再度、手で押してサインを催促してきた。



「はァ~… これだけもどれだけも全然、ランの説明じゃ解らねぇ~ーよ❗❗」



「え、どうしてですか。童貞チェリーボーイだから❓❓」



「いやいや、童貞チェリーボーイだから解らないンじゃねぇ~ーよ……ッて、僕は童貞じゃないし❗❗」

 このままでは、無限ループだ。


「ハァハァ……😰💦」

 絶叫しすぎて疲れてきた。



 このは僕の話をいっさい聴かないのか。








 ∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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