第3話 【H4《エッチし》隊】珠《タマ》蘭《ラン》

「さァ~……、こちらの書面にサインしていただくと、チ💟ポー君はランちゃんの正式な【彼氏ダーリン】として認定されます。

 ラッキィ~~ーー🎉✨😆✨🎊🎶✨💕」

 まるで、サンバカーニバルでも始まったみたいな



「え、えェ……❓❓ 正式な【彼氏ダーリン】ッて、マジか」

 ついに、お先真っ暗だった僕にも【ラッキー スケベ】のチャンス到来なのか……。



 途端に下半身が、火のついたように熱く火照ほてってきた。




「ハイ……😆🎶✨ このたびの『ゴー to 童貞ビギナーズキャンペーン』は、チ💟ポー君のような絶望的に童貞チェリーわずらった方には、またとない【筆下ろし】のチャンスですわァ~~🎶✨💕」

 ニコニコと満面の笑みを浮かべて、僕を毒づいた。




「いやいや、絶望的に童貞をわずらったッて……😔💦

 なんじゃァ~、そりゃァ~~ー…

 だいたいわずらったッて言っても童貞は風邪じゃないし……

 新型感染症コ○ナでもないからァ〜!!

 わずらうモノじゃないだろう!!」

 完全に僕のことを小バカにして侮辱ディスッているつもりか。


 


「いえ、チ💟ポー君のような重度の童貞チェリーボーイには、【エッチし隊】の手厚い看護が必要ですわァ~✨👄✨✨

 ラッキィ~ー~ーー✨🎉✨😆✨🎊🎶✨」

 またクルクルと舞った。


 ミニスカートがめくれてプリンプリンした桃尻が丸見えだ。

 


「……😳💦」

 どんだけ気だ。


 絶対、パンツを満々だろう。



「いやいや、重度の童貞チェリーッて……。

 さっきからニコニコ笑ってるけど、かなり僕のことを罵倒ディスッてるよねェ……」

 


「いえ、お構いなく……✨😌✨🎶✨」

 まったく悪気のない様子だ。



「いやいや、こっちが構うんだけど……。

 日本語が通じてるのかァ~……❓

 だいたい何回も言うけど……、僕の名前は『ジン あゆむ』だから❗❗

 『チ💟ポー』じゃないしィ~ー❗❗❗」




「いえ、チ💟ポー君の場合、童貞チェリーボーイなので、必然的にチ💟ポー君と呼ばれます」



「いやいや、なにそれェ……、全然、説明になってないッて❗

 だいたい何で僕が童貞チェリーボーイだって事を前提に話を進めるんだ」



「フフ…… 何も恥ずかしがることは無くてよ。

 先ほど、ネットで拡散しておいたので、世界じゅうのみんなが、チ💟ポー君は童貞チェリーボーイだと言う事を認識してますわァ~……😆🎶✨」



「な、な、な、なんだよ…… それは……

 何で、僕の個人情報がダダ漏れなんだよ」



「チ💟ポー君は、現役バリバリの童貞チェリーボーイなのでェ~ー……😆🎶✨」



「いやいや、何だよ。現在バリバリッて❗

 現役バリバリのメジャーリーガーみたいに言うなよ❗❗」

 どんな使い方だ。


 童貞チェリーボーイに使うフレーズか。




「では、さっそく、こちらにサインを……😆🎶✨」

 ヤケにこの子は『ファンクラブ』への入会を勧めてきた。




「あのねェ…、さっきから僕の話を聞いてるゥ~ー……❓❓

 なんだよ……。その強引な勧誘は……」



「では…、まだ【筆下ろし】の済んでいない童貞チェリーボーイのチ💟ポー君に、チ💟ポの皮をいてに、説明して差し上げるわ……」



「いやいや…… なんだよ。その『チ💟ポを皮を剥いて、しゃぶるように』ッて…… 

 それを言うなら『噛んで含めるように…』ッだろォ~ーー❗❗

 どんなベテラン風俗嬢のフェ💟チオのテクニックだ❗❗」



「お構い無く……😆🎶✨」


「いやいや、こっちが構うんだってェ……」

 大丈夫なのか……。この美少女は。



「では、童貞チェリーボーイにも解りやすく…… チ💟ポの皮を剥いてェ……」




「あのねェ…… チ💟ポの皮を剥いてッて、僕は、包茎じゃないしィ~ー❗❗

 さっきから言ってるけど、童貞チェリーボーイでもないし」



「いえ、お構いなく……😌✨✨」



「キッ、キミねェ~ーー……❗❗

 何度も言うけど、こっちが構うンだよ❗

 僕の事、完全にバカにしてるよねェ……」

 本当は、童貞チェリーボーイなのだが……。

 美少女の手前、プライドがあった。



「いえ、ご心配無く✨😄✨✨」


「な、なァ~…、だからァ~、こっちが心配なんだッてェ~ーー……❗❗

 キミねェ~ーー……❗❗

 日本語がメチャクチャだろォ~ー❗❗」

 ニコニコと満面の笑顔で僕の悪口を言うなよ。



「では取り敢えず、ランちゃんたち【H4《エッチし》隊】の基本理念を簡単に説明するわねぇ……✨😆☝🎶✨」



「ンゥ……😔💦 なんだよ……。

 【エッチし隊】に、基本理念なんかあるのかよ。

 なんか、ドンドン話がエロくなっていくけど…… 大丈夫なのか。

 このは……😔💦」



「もちろんよ…。チ💟ポー君のような絶望的に、童貞チェリーわずらった方には是非とも【エッチし隊】の手厚い看護が必要なのォ~ー……😆🎶✨」



「ナンだよ。その……

 絶望的に童貞チェリーを患ったッて……

 どんだけ重症患者なんだよ……」

 



「重い童貞チェリーわずらった方々に、ひとときいこいと安らぎを提供する……

 それが地元密着型御当地アイドル…… 

 【エッチし隊】なのォ~✨😌✨🎶✨」



「えェ……❓ なんか。危ないカルト集団の勧誘みたいじゃン……

 ッてェ~ー…、僕は童貞じゃないけど」



「もうこれで、チ💟ポー君も童貞チェリーボーイだと言うことで、なにも思い悩むことはないわねェ……✨✨

 ラッキィ~ー✨🎉✨😆✨🎊🎶✨💕」

 またクルクルと舞った。



「いやいや…… ラッキーなのか❓❓

 それッて……」



「じゃ、さっそく、こちらにサインをお願いしますゥ……✨😆🎶✨」

 


「はァ~……😓💦 どっちにしろ。

 強制的に勧誘する気なのか……」

 この美少女は……。








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