第三考「読まれる為の工夫と、個人的カクヨム面白い作品の見つけ方」

 前回でかなりバッサリと自主企画の読み合いを否定しましたが、読まれて居ない作品を読んでもらうと言う点については、一定の効果は期待できるでしょう。

 ただ、このカクヨムのシステム上、自主企画参加者同士の☆レビューって、はっきり言って意味がないので、それよりも目を引くタイトルや作品のあらすじ、そして作品の属性をしっかりと決め、タグを充実させた方が効果的でしょう。


 例えるなら、

Aパターン「異世界ファンタジー/転生/勇者/少女ヒロイン/チート/ハーレム」

Bパターン「異世界転生/勇者は変態/鬼畜少女ヒロイン/メイドがチート/オカマハーレム」


 AパターンとBパターンで比べた時、どちらがより個性的で面白そうか。

 単純にBパターンの方が何これ? ってなりません?

 そしてこのタグの書き方。 実は「勇者」で検索しても同じ様に検索にひっかかるんです。 逆に「変態」で検索しても引っかかる訳です。

 より人目に触れる様に工夫すると言う意味では、Aパターンでタグをつけてると、凄く損していると思いませんか? 同じ内容だったとしてもです。


 人は誰しもフェチズムを持っています。 別にエロい意味ではなく、エロい意味でも良いのですが、誰しも面白いと思う作品の共通点がある。 好み、それを探し求める方々が居ます。

 そうスコッパー様方です。

 スコッパー様はいったい何を目印に、そう言った作品を掘り出しているのでしょうか? 答えは検索だと思いませんか?

 私はスコッパーではないので、実際の所は分かりませんが、それでもスコッパー様を、ものすごくリスペクトしています。 正直その面白い作品、好みの作品を探し出す気概、感服せざるを得ません。 私には無理だ……

 そんなスコッパー様に見つけてもらう工夫として、そう言うのは必要なのではないでしょうか?


 要約すると、異世界ファンタジーであろうが現代ファンタジーであろうが、SFでも恋愛でも、そんな大きな括りではなく、作品の中に登場する要素を、しっかりとタグを付け、好きの要素・属性を全面に出して、スコッパー様に見つけてもらえ! です。

 認めて貰えれば、自主企画関係無く、☆レビューをくれるでしょう。 そうすれば少なくとも多くの目に留まる、注目の作品に上がります。 そこで読んだ人の心もつかめれば、継続して人の目にとまる事になります。

 うまくいけばランキングに載るかもしれない。 そうすれば一気にフォロワーが増えます。(経験談)

 と言うか、増えなければ☆も応援も貰えず、ランキングから消えます。(経験談)


 如何でしょうか? 私が一年間カクヨムを見ていて感じた事です。

 実際☆レビューで注目に上がってなくても、どこからか読みに来てくれる人は居ます。 そう言う人達にアピールする事が大事ではないでしょうか?


 と言う訳で、読まれる工夫はここまでにして、じゃあ私が読む側に立ったとして次は話しを進めます。

 私が面白い作品を見つける基準は何か? 答えは簡単です。

 ある程度読まれている作品、もしくは、好きな属性の作品で、PVがどう伸びているのか、完結済みで無ければ、更新がちゃんとされているかとかですかね。

 あとは話数に応じたフォロワー数ですね。

 ☆の数なんて読み合いで無駄に増えてるのが多々あるので、はっきり言って当てになりません。 トータルPVも無意味です。


 前回もちらっと話ましたが、作品のページから一話毎のPVを確認します。

 一話~三話くらいまでしか伸びてない作品は、そっとページを閉じます。

 それよりも、一話から徐々に、ほんとうに緩やかにPVが下がってる作品か、ほとんど平行で読まれ続けてる作品を見つけると、PVが伸びて居なくても、読んで見ようかなと思います。

 それが自分の好みにマッチしていれば、だいたい面白いです。


 私見ですが、基準を設けるとすれば、総PV÷話数が、一話orプロローグ(0話)(もっともPVが伸びている話)のPVの三分の一くらいあれば十分面白いと判断できるのではないでしょうか? そこまで読まれ続け、固定の読者層がいると言う事なので。


 でもこれには落とし穴があって、先に申し上げた通り、読み合い企画で一話~三話くらいまでが、自主企画で無理やり伸びた作品の場合。 つまらない作品かもとレッテルを貼って、読めば面白かったかも知れないのに、見逃してしまう恐れがあるのです。

 ちなみに、私の場合はそこまで読むのに時間を費やせないので、そう言う作品は諦めてます。


 どうでしょうか? ここまでカクヨムで一年間書き続けてきて、感じた事の一つ。 自主企画の読み合いについてのメリット・デメリットです。


 改めて言いますが、別に読み合い企画を否定するつもりは在りません。

 その企画で、リスペクトしてもらった事で、いい方向に向かう事もあると思います。 自分にあった方法の、一つの参考になればと思います。

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