掴みで第一章の心中シーンが強烈なインパクトを与えられますが、むしろ本番は第二章からだと思います。
まるでヤンキー漫画を読んでいるかのような熱いバトルシーン。キックボクシング経験者という著者様の迫真の描写が凄いです。
個人的には勝子というボクサーの戦闘回が衝撃的でした。
喧嘩シーンだけでなく、ラブコメもきっちりと描かれており、強いだけでなく実は優しくて照れ屋のヤンキー女子高校生ヒロイン麗衣、面倒見が良い姫野先輩、麗衣大好きでちょっと怖いけど何処か可愛らしい勝子のそれぞれ魅力的です。
自殺志願を乗り越え、麗衣のある無謀な行動から彼女を守ると決意した武の成長も注目です。