これが最後の授業です
ここは今から倫理ですという漫画が好きでそれっぽいサブタイにしてみました。
更新がランダムでフォローしてくださる方々に申し訳ないと思いつつ、今回で完結にしようと思いました。
理由はいくつかあるので箇条書きでご説明します。
・こういったエッセイよりも小説を優先すべきだと思った。
・自分が書かなくても優れた創作論がカクヨムには投稿されている
・現時点でお伝えできることで締めくくりたいと思った。
だいたいこんなところだと思います。
最近はコンテスト作品と並行して長編連載をするなど、アクティブに執筆を続けているのですが、その中で気づいたことはたくさんあります。
同じようなアドバイスを耳にされたことはたくさんあるかと思いますが、とにかく書くこと、作品を完結させることは重要です。
自身が実際に経験したことの一つにプロットを作ってから、本文執筆に進めないということがありました。
今回、賢いヒロインコンテストに参加して気づいたのは、プロット作成と本文執筆では、書き手としての手応えが異なるということです。
特に不慣れな世界観で書き進めようとした時、手が止まりやすかったり、登場人物をどう動かしていいかが分からなかったりすると思います。
正直、そのプロセスは楽ではないですが、書いているうちに登場人物の肉づけが進むことで、書き続けるほど書きやすくなるという現象が起きます。
もちろん、途中途中で停滞する時期はありますが、その過程を経ることで、書き手としての力がつくでのはと考えています。
ただ、それが苦しすぎる時はやり方を変えたり、気分転換などをしたりする方がいいと思います。
身体を使うことならば痛みや疲労で変化に気づきやすいものの、小説を書くことは頭脳運動なので、そういったことに自覚的になるのが難しい側面があります。
ちなみに手が止まる時、ストーリーの先が思い浮かばない時というのは、理由の一つとしてインプットが足りていない可能性が考えられます。
私自身、長編を書く中でネタ切れにならないように意識していることの一つです。
マンガ、ゲーム、アニメなどから着想を得るため、執筆の合間に楽しんでいます。
一番大事なのは書き続けることになると思いますが、書きたいから書くのか、書きたいし読まれたいから書くのかでは目的が違ってくると思います。
読まれたい場合はジャンルを選ぶ必要が出てきますし、トレンドに目を向けることも必要です。
どうしても、一般文芸よりの作品よりも異世界ファンタジーとかVRMMOとか……だいたいランキングの上の方に出てくるジャンルが読まれやすい傾向がありますね。
一般文芸を読む層はウェブ小説をあんまり読まなくて、異世界ファンタジー好きはウェブ小説を読むなど何か理由があるはずですが、そこの深掘りに関しては他の方に譲ります。
ところで、私はホラーなどの一般文芸に該当する作品を小説家になろうを中心に、しばらく投稿していた時期があります。
カクヨムメインになる前のことなので、自身の小説執筆第一期になると思います。
ですが、敬愛する作家の恒川光太郎さんが角川ホラー大賞経由でデビューして、幻想的なホラーがセールスポイントだったのに、スタープレイヤーという異世界転生を題材にした小説を出版されたことに影響を受けました。
PVが伸びないなら、これは宗旨替えを考えるべきだと――。
それを経て今に至ります。
なんだかんだで異世界ファンタジーも書いていて楽しいですし、結果の出方が分かりやすいので、一般文芸を書くよりも手応えは感じやすいと思います。
ちなみに個人的な感想であることと、ジャンルに優劣があるという話ではありません。
色んな方法論や様々な戦略はあると思いますが、突き詰めると自分が書きたいものを書くのが一番いいと思います。
編集者からこれを書いてほしいと頼まれたわけでも、絶対に守らなければいけない締め切りがあるわけでもないですから。
これは自分自身でも意識しておきたいことなのですが、書けなくなった時こそ、原点を思い出して、自分の書きたい気持ちを意識できることが一番だと思います。
それも踏まえた上で、どうしても読まれたいと思ったら、すでに読まれている作品に体裁を近づけて、オリジナリティを発揮することが近道なのではないでしょうか。
もちろん、これもできる範囲というのが重要で、読まれたいがために抵抗を感じながらも続けることは本末転倒な気がします。
こちらのエッセイでは語りきれないこともあるので、少し前に読んだ創作論に関する作品を乗せておきます。
著者の方が実際の経験を交えて書かれていて、実用的で分かりやすい内容です。
「カクヨムで処女作が読まれず凹んで筆を折らないためのマニュアル。これは広告用だったのですが本気で書き始めました笑」
https://kakuyomu.jp/works/16817330655091045591
著者:👼天のまにまにさん
それではこのエッセイを締めくくりたいと思います。
色んなハウツーを取り入れて書き続ければ、少なくとも技術は向上するのが執筆だと思うので、楽しみながら書き続けて頂けたら幸いです。
あとがき
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
読まれた方の反応が知りたいので、
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