読まれる要素のひとつ、文章力の上達について

 ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。

 今回は文章力をテーマに書いていこうと思います。


 早速、本題に入ると「とにかく書くこと」が重要です。

 そうすると何を書くかという点がポイントになると思います。


 ・好きな作家の作品をパソコンで書き写す


 私自身がしばらく続けて効果を実感したのは習作です。

 具体的には、好きな作家の作品をそのままパソコンに書き写すことを指します。


 以前、習作が効果的と知る機会があったものの、実際にはやらないままでした。

 しかし、三ヶ月前頃から何となく始めて効果を実感。

 同僚に任されたブログの更新がスムーズにできたことがきっかけでした。


 他にも効果を実感したこととして、文章のリズムがよくなった点です。

 おそらく、文章力の指標の一つに「読みやすさ」があると思います。

 この読みやすさと文章のリズムはつながりがある気がしています。


 ・リズムがよくなる理由


 商業出版されている本は編集者など、多くの人の目を通った作品です。

 自然に考えれば、その課程を経た文章は読みやすいはずですよね。

 そんな文章をタイピングし続けると、両手に感覚がなじんでいき、

 自分でも書けるようになるのだと考えています。


 念のため補足しておくと、中にはそうではない作品があるかもしれません。

 そもそも、「文章力を上げること」が目的なので、

 習作をする際にそういった作品は避ければ問題ないと思います。


 ちなみに、好きな作家の作品とお伝えしたのは好きな方が続けやすいからです。

 習作の作業自体は単純なので、魅力を感じない作品だと苦痛になってしまいます。

 シンプルに好きであるとか、面白い作品でやられることをおすすめします。


 ・なるべく読み返す

 

 やはり、文章力を上げるためには、自分の文章を読み返すことは大事です。

 書き終えた後、少し時間をおいて読み返すと修正点が見つかることが多いです。


 特に文章量が多い時、丁寧に推敲したい時は紙に印刷するのをおすすめします。

 理由としては、まずその方が目の疲れが防げます。

 それ以外にも紙に書いたものを確認すると、修正点に気づきやすいです。

 

 画面に表示される行数は限られていますが、紙なら1ページごとに見られます。

 数行単位では分かりにくい文章の流れ、リズムが把握しやすい点もメリットです。


 さて、冒頭で「とにかく書くこと」が重要とお伝えしました。

 量が質を向上させることになるわけですが、

 学業や仕事の合間に書く時間を確保するのは意思の力が必要になってきます。


 こうして、ウェブ上で作品を投稿していますが、

 私自身は書くことを習慣化させることが苦手でした。

 長編を連載している時は勢いで続けられることがあるものの、

 連載していない時も書き続けるにはエネルギーが必要だったと思います。


 そんな私ですが、習慣化アプリの力を借りて、

 好きな作家の作品をパソコンで書き写すという地味な作業が続けられています。

 私が使っているのは「みんチャレ」というアプリです。


 簡単にご説明すると5人一組でチームになり、

 続けようとしていることができたら、報告するというスタイルです。

 ダイエットや資格の勉強など、習慣化したいことの様々なチームがあります。

 

 その中に書くことを習慣化するチームがありまして、私はそちらに入っています。

 同じ系統のチームでも様々な種類が存在して、

 高い目標を設定するチームもあれば、クリアしやすい目標のチームもあります。


 私は後者のチームを選んだことで気軽に続けられるようになり、

 今は書き始める時に重い腰を上げるような感じにはならないですね。

 また、文字を書き写すのは写経みたいで地味な作業ですが、

 新しい文体で書けるようになり、表現の幅が広がる点からもおすすめです。


 過去に「なろうで読まれるには文章力はいらない」と見たことがありますが、

 カクヨムではそんなことはないと思います!

 また、文章力が上がると小論文やブログを書く時にも役に立つので、

 スキルを身につけたい場合もやるだけの価値はありそうですね。


 今回は私なりの上達法についてお伝えしました。

 おそらく、人それぞれ上達の道のりは異なるような気がします。

 だからこそ、自分自身に合ったやり方を見つけることが大事だと思います。


 最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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