プロットは「そこそこ」でいいと気づいた話

 半年以上小説をまともに書くことがなく、「このまま死ぬまで小説を書くことはないかも」などと諦め気味な気持ちになることがありました。

 こんにちは、久しぶりの更新の金色のクレヨンです。


 時間的に余裕がない時期もありましたが、それを過ぎてからは「書く習慣」が途絶えたことでちょっとした文章さえも書かない、書けない時期が続きました。

 とにかく今回に関しては、ブランクの威力を痛感した期間でした。


 ようやく最近になって、新作のとっかかりとなるアイデアが浮かんできたものの、本文を少し書いて手が止まったりして、思うようにいきませんでした。


 そんなある日、小説家になろうの書籍化作家インタビューの記事で、書くことへの意識が変わる言葉に出会いました(カクヨムさんごめんなさいと先に謝っておく)。

 引用URLは貼りづらいのでざっくりいうと、「雑でもいいからとにかく書くべし。プロットは適当でもいいから書き続ければ見える世界がある(著者意訳)」。

 

 このようなメッセージに感銘を受けました。


 もしかしたら、「そうは言ってもプロットはがっちり組まないと」であるとか、「勢いに任せて書いたって、ロクな文章にならないんじゃ」みたいなご意見があるかもしれません。


 しかし、自身の例でいえば、自分で書きながら一定のクオリティは維持できる感触はありますし、何より書いていて楽しいです。

 

 ……そうなんです、「書いていて楽しい」。

 実はこれが一番大事なのではないかと気づくことができたのです!


 あわよくば書籍化されたい、レビューがたくさんほしい。

 たくさんの人に読んでもらいたい。


 これらはウェブ作家なら脳裏にちらつくことだと思います。

 かくいう私に関していえば、身近に漫画家デビューした人がいて、小説(文字)でやれることは限りがあるし、イラストの方が強いという諦めに似た気持ちを抱いていました。


 たしかに小説で表現できることには限りがあるかもしれません。

 しかし、初心に立ち返って、「書くことの楽しさ」をエンジョイできれば、それはそれでいいような気がしました。


 プロットの話に戻りますと、自身の場合は作った段階で満足することもあるので、「執筆する楽しさ」と「設定を作る楽しさ」は別であるという感覚です。

 そのため、「設定を決めて満足→いつまでも文章力が上がらない」といったように書き手としての成長が止まることは避けなければと考えています。


 もちろん、本文を楽しく書くためにある程度のプロットは必須だと思います。

 ただ、書くことへの停滞感が漂い始めた時には、「とりあえず書き始める」のは有効な打開策だと言えそうです。


 小説の執筆に関して体系立てられた方法に触れる機会は少ないので、「色んな人の意見を参考にしながら自分なりのやり方を構築していく」というのが現時点での最善策だと考えています。


 一例をあげるとプロ作家の書いたハウツー本の中では、千里眼シリーズで有名な松岡圭祐先生の「小説家になって億を稼ごう」は面白い内容だと思います。

 

 今回はこの辺で失礼します。

 皆さんの執筆活動のお役に立てば幸いです。

 

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