作者同士の交流は必要なのか~コミュ障から始めるウェブ小説生活~

 多くの方からご好評頂き、恐悦至極……じゃなかった、ありがとうございます!


 英会話を習い始めてから、日本語の変換がおかしくなることがあります(笑)

 帰国子女の方は日本語と英語の使い分けが大変なんじゃないかと思ったり。


 さて、本題に入りますと、ウェブ小説を連載する上で他の作者との交流は必要か、別にそうでもないかというのが今回のテーマです。


 まず最初に、一般的なお仕事と同じ感覚で考えると分かりやすいと思います。


 先進的、独創的かつ高い付加価値のあるビジネスを有する会社。

 この場合、そこまで売りこんだり、異業種交流会なんかに顔を出さなくても、存在感が確立されやすいので、注目度は自ずと高まります。


 そこそこクオリティは高いものの、他社でも同じ物を扱う会社。

 私自身、このタイプの会社で営業職を担当したことがあります。


 この場合、どこから買うかよりも誰から買うかというのが決め手になることが少なくないと思います。

 例えば、トヨタ、日産、ホンダとあって、一般的な認識(大まかな括り)ではトヨタが最良だとします。


 それでも、日産やホンダの車が街中を走っているのは、値段や性能だけでなく、セールスマンの営業力が決め手になっていると考えられるのではないでしょうか。

 

 自身の場合、法人営業でしたが、担当者が決済することも少なくないので、良好な関係を築ければ買ってもらうという結果につながりやすかったと記憶しています。


 賢い読者の方はお気づきかと思いますが、この時点で結論は出ていますね。


 ・星の数ほど存在するウェブ小説の中で、圧倒的優位を確立するのは難しい

 ・だからこそ、ユーザー間の交流が可能というアドバンテージを活用する


 一応補足しておくと、作品を営業した方がいいというわけではないですよ(笑)


 前話でも触れましたが、読んで読まれるの循環が理想的だと考えています。

 また、今回のテーマに関して言えば、誰が書いたかというのがポイントであり、人柄などを知ってもらうには必然的に交流が必要になってくるということですね。


 突然ですが、金色のクレヨンの黒歴史を少しばかり。


 性格的に職人気質なところがあって、交流しなくてもいい作品を書けば読んでもらえるだろうと考えていました。

 しかし、実際のところ、鳴かず飛ばずの状態が続いて読者からの反応も少なく、小説を書かない時期もありました。


 何をやるにも他者からのフィードバックはいい刺激になります。


 私はテニスが大好きで延々と壁打ちを楽しめますが、練習相手がいた方が楽しいですし、試合に出れば自分の弱点が分かります。


 ウェブ小説に置き換えれば、他のユーザーからの反応はモチベーションにつながりますし、交流自体が楽しいこともあります。


 幸いなことにカクヨムでは、電話や会話のように声や対面でのやりとりもなく、メッセージ機能もないので、ある程度礼節を弁えれば問題ないと思います。

 なので、コミュ障を自認される方でも、交流の抵抗感は少なくないはずです。


 当然ながら、交流を希望していない人に勧める方法ではないですし、実力とタイミングが合えば、そこまで交流しなくても読まれる作品もけっこうありそうです。


 結論が分かりにくいといけないので、最後にまとめておきます。


 ・書き手の人柄が伝わることで、それに比例して作品も読まれやすくなる

 ・作品にフォロワーがつく場合と作者(とその作品)にフォロワーがつく場合がある

 ・交流自体がやる気につながるし、読まれる機会につながることもある

 

 補足しておくと、自身が感じた傾向であり、例外は無数にあると思います。

 それほど、ウェブ小説における「原因と結果の法則」は読みづらいです。

 

 負担に感じない程度に交流して、ついでに作品も読んでもらえるぐらいのバランスがちょうどいいと考えています。

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