22:誘拐事件
買い物を終えて戻ってきたが誰もいない
不思議に思ってお嬢さまの行く予定だった店に向かう
ひとけのない道に倒れている人影があった。
メイドC『お嬢さま』
駆け寄って抱き起す
意識がないが呼吸はしている
担ごうとしたところに管理者とFが来た
管理者『大丈夫ですか?』
メイドC『・・・わかりません、息はあるのですが・・・』
管理者がお嬢さまを見る
管理者『寝ているだけにもみえますが・・・』
メイドC『どうしましょう?』
管理者『念のため病院へ連れて行きましょう』
メイドC『はい』
お嬢さまを担いで歩きだす
管理者『変わろうか?』
メイドC『いえ、大丈夫です』
病院で診てもらう
魔力が残っているから睡眠の魔法だろうとベッドを借りた
無理やり起こすのも気が引けて目を覚ますのを待った
日が暮れたので屋敷に残ったメイド達が心配しているかもしてない
そんなことを考えていたらお嬢さまが目を覚ました
お嬢さま『Gは?』
よく考えたら姿がない
メイドC『・・・いえ』
お嬢さま『そう』
メイドC『?』
お嬢さま『屋敷に戻りましょう、歩きながら説明するわ』
メイドC『はぁ・・・』
お嬢さま『すこし彼のことが気になって彼に聞いてみたの』
メイドC『彼にですか?』
お嬢さま『彼の潜在意識かな・・・体の元の持ち主』
メイドC『?』
お嬢さま『ちょっとしたおまじない』
メイドC『はぁ・・・』
お嬢さま『昨日彼が眠った時に』
メイドC『・・・それで』
お嬢さま『どうやら彼は西の国から逃げて来たみたい、ただ途中で力が尽き果てて倒れた時に彼が入り込んだみたい』
メイドC『・・・それじゃあ私も』
お嬢さま『かもしれない、それで少し話をしたの』
---
奴隷G『昼間街に行ったときに西の人間が偵察していてこちらを見ていた』
お嬢さま『それは・・・どうしたらいいの?』
奴隷G『抵抗せずに俺を差し出せ』
お嬢さま『抵抗したら?』
奴隷G『全員殺される』
お嬢さま『帰り打ちに・・・』
奴隷G『無理だな君は悪魔と契約しているようだが・・・無理だろう』
お嬢さま『見えるの?』
奴隷G『ああ、なんとなく』
お嬢さま『君は何者?』
奴隷G『聞かないほうがいい』
お嬢さま『そう・・・それで?』
奴隷G『そだな、明日も街に行け』
お嬢さま『街へ?』
奴隷G『そこで俺をさらわせる』
お嬢さま『・・・』
奴隷G『それが一番被害がすくない』
お嬢さま『そう』
奴隷G『もしも俺が欲しかったら、取り返しにくればいい』
お嬢さま『西の国へ?』
奴隷G『それだけの価値が俺にあるか?』
お嬢さま『・・・あなたは私の物でしょう?』
奴隷G『中にいるこいつのことか』
お嬢さま『あなたを含めて私の物にしてあげる』
奴隷G『好きにするといい』
お嬢さま『それでそうしたらいい?』
奴隷G『ボディーガードになるヤツと幻術と催眠がつかえる奴はいるか?』
お嬢さま『管理者とFでいいかな』
奴隷G『お前と俺の2人でひとけのない道をあるけ』
お嬢さま『わかった』
奴隷G『多分幻術をかけて目見らせて連れ去るだろうから先に睡眠魔法で君を眠らせる段取りをしておけ、最悪の場合ボディーガードに守らせろ』
お嬢さま『そう・・・それであなたは?』
奴隷G『さぁな、必要なら好きに探せ』
お嬢さま『そうさせてもらうわ』
---
そして今に至る
メイドC『どうするんですか?』
お嬢さま『考え中』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます