第35話 魔界へ帰ろう(後編)

 サトリ:はい、人間の皆さんはこんばんはですね。ナレーターのサトリです♪ネプチューヌ帝国から魔界へ帰る事になった皆んなは出発のため空港に居ますよ。


 天界時間9:22 帝都次元国際空港 国際線ターミナル出発ゲート前


 ミシェル:ふう、どうにか出国の手続きもひと段落っスね。


 シャルロット:思いの外皆んな良い子にしててくれて助かりましたわ♪


 木花:シャロンちゃんは?


 ミシェル:巨人族の赤ちゃんは縮小魔法とかだと身体への負担が大きいから専用機で一足先に行ってるっス。杏ちゃんに1番懐いたから一緒に乗ってるっスよ。ホラ、あそこ。


 ミシェルの指差す先にはとてつもなく大きなコンテナが専用機へ運ばれていく


 シャルロット:あれって、中はDコーティングされてるんですわよね?それでしたら、収納ポシェットとかでも良くありませんこと?


 ミシェル:それがそうでもないんスよ、天界宇宙と魔界宇宙とでは次元圧が全然違うんス。だから、どちらにも影響されない特殊コーティングされたアレでないとダメなんス。


 小雪:なあなあ、オラ達いつ出発するんだべ?


 リタ:アレが、リタ達の乗る飛行機?

 

 雛:ウチ、お腹空きましゅたえ〜。


 ポシェットから饅頭まんじゅうを出す


 ミオ:た〜べ〜る〜で〜にゃんすぅ♪


 雛:ありがとどしゅえ〜♡

 

 ローザ:師匠!


 小雪:おんや?お見送りだっぺか?


 ローザ:あ〜、違います。私、これから神聖オリュンポス帝国に行くんですよ。


 ミシェル:ゼウス様の所にっスか? 


 小雪:ゼウスのじっちゃん!また会いたいべ♪


 ローザ:会ったら伝えるっすよ♪


 シャルロット:そちらは何時発ですの?


 ローザ:私は・・・1時間先よ。  


 小雪:ほしたらオラ達が先だっぺな。


 先に搭乗した杏とシャロンがモニターに映る


 杏:乗ったです!


 シャロン:広いよ〜♪


 木花:杏ちゃん、シャロンちゃんのオムツは大丈夫?


 杏:シャロンちゃん、ゴロ〜ンしてください!


 寝転がる


 シャロン:ゴロ〜ン♪


 周囲のメイド達が魔法で服を脱がす


 杏:おおっ!オムツがパンパンです!


 木花:じゃあ、メイドさん達と一緒に替えてあげてね♪


 杏:は〜いです!


 通話を切ると空港内にアナウンスが流れる


 アナウンス:真魔界航宙しんまかいこうちゅう678便、魔界宇宙方面ヌードリア王国行きは間もなく搭乗のご案内を致します。まだ搭乗手続きのお済みでない方は、搭乗カウンターまでお越しください。


 ミシェル:おっ、そろそろっスね。


 ミシェル:この風景も一旦は見納めですわね。


 木花:楽しかったですね♪


 杏:またね〜です♪


 小雪:バイバイだっぺ♪


 リタ:また来るよ〜♪


 雛:鳥さん達元気でね〜♪


 ミオ:バイバイでにゃんすぅ♪


 シャロン:バイバイ〜♪




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