第14話 どれが合うかな?

 サトリ:人間の皆さんこんばんは、ナレーターのサトリです。次の目的地が決まったもぐもぐガールズご一行、出国までまだ日のある中で小雪ちゃんとポセイドン様はキッチンで何かやってますね。


 魔界時間18:11 ホテル内キッチン


 ローザ:・・・どうっすか?


 小雪:・・・うんまいべ!


 ローザ:やったあ!


 小雪:おんめ、他の料理はまあまあだどもお菓子作りは天才だべな。


 ローザ:いや〜、照れますぅ♡天才パテシエールって呼んでも良いですよ♪


 エクスカリバーで小突く小雪


 ローザ:あいたっ!


 小雪:このおバカ!おめさはすぐそうやって調子に乗るのが悪い癖だっぺ!だけんど、そろそろ何にするか決めないといけないべな。


 ローザ:何にするかって?


 ユキ:小雪様はそろそろローザ様の料理修行の方向性を決めないといけないとそう仰っておられるのです。そうですよね?小雪様。


 小雪:むつかしい事はわっかんねども、そういう事だっぺよ。


 ローザ:私の方向性かぁ。


 小雪:そこでおめさに宿題だべ、来週までにおめさが何目指すか決めとくべ。オラはそれに合わせて修行考えるっぺよ。


 ローザ:わっかりました!


 天界に帰るローザ


 ユキ:小雪様はどう思われますか?


 小雪:ローザの料理の腕は最初より上手くなってるべ。んだども、まだ迷いがあるっぺよ。


 ユキ:その迷いが料理に現れているのですね?迷走しない様にしっかりとした目標があれば更なる上達を見込めると思ったのですね?


 小雪:んだんだ。オラとしてはパテシエになってほしいだども、それはローザ自身が決めてオラはそれに応えるだけだっぺ。


 ユキ:そうですね♪


 天界時間20:25 ローザ統治国ネプチューン皇国 皇城内


 ローザ:う〜ん・・・


 紅茶を淹れるメイド


 メイド:どうされました?


 ローザ:師匠から何を目指すのか宿題にされてね〜。これ食べてみてどっちが美味しいか感想聞かせてくれる?


 ポークソテーとプリンを出すローザ


 メイド:承知致しました、では先ずこのポークソテーから・・・うん、普通に美味しいですね。


 ローザ:普通かぁ。


 メイド:それでは次にプリンを・・・これは、凄く美味しいです!お世辞ではなく宮廷パテシエにも負けない・・いえ、それ以上の完成度です!


 ローザ:・・・よしっ、早速師匠に言おう!


 1週間後・・・


 小雪:決まっただか?


 ローザ:はいっ!私にお菓子作りを教えてください!


 小雪:それでええだな?


 ローザ:14天界王に二言はありません!


 迷いの無いローザの目に安心する小雪


 小雪:よっしゃ、ほんなら料理は今まで通りでお菓子作りをメインにビシバシ鍛えんべ!


 ローザ:はいっ!宜しくお願いしまっす‼︎






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る