第13話 次はどこかな?
サトリ:人間の皆さんこんばんは、ナレーターのサトリです。出国を間近にあの総務部長さんが再び登場です。
魔界時間19:00 首都ホテル内
ミシェル:明後日には出国かぁ、色々あったけど名残惜しいっスね〜。
???:ならもう少し残りますか?こちらはもっと有給取って良いんですよ♪
ミシェル:出たな、総務部長!今度こそ本社に帰って仕事させてもらうっスよ!
総務部長:あ?あれっぽっちの有給消化で現場復帰出来ると思ってるんですか?あ〜、そうですか。どうしてもと仰るのなら労基のあのお方に納得のいく説明が出来るという解釈で良いんですね?
ミシェル:うっ!それを出されたら・・・何も反論出来ないっス。
総務部長:では早速ですが、あの子達を呼んでくれますか?
ミシェル:へ?何でっスか?
総務部長:いいから呼んでください。
モニターの前に立つちびっ子達
杏:ご用ですか?
小雪:オラ、今からローザにお料理教えるところだべ。
リタ:リタもフレイラにお稽古させる時間なんだけど。
雛:ウチ荷造りのお手伝いするんどしゅ。
ミオ:ミ〜オ〜もでにゃんすぅ。
総務部長:ハ〜イ、良い子の皆んな〜。次は何処に行きたいなかぁ〜?
一斉に首を傾げるちびっ子達
ミシェル:具体的に言わないと分からないっスよ、この子達。
総務部長:お肉の国と〜、麺類の国と〜、お魚の国と〜、お酒の国、何処に行きたいかな〜?
杏:麺類〜?
リタ:リタ知ってる〜、麺類ってお蕎麦とか、おうどんとか、ラーメンとか、そうめんの事だよ〜♪
小雪:おうどん!
雛:お蕎麦!
ミオ:ら〜めん♡
杏:そうめん♡
ちびっ子達:麺類の国が良いです!
総務部長:ハ〜イ、麺類超大国ヌードリア王国に決定〜♪
ミシェル:てか、何でこの子達に聞いたっスか?
シャルロット:役員会議での決定だそうですわよ。多分というより間違いなくそっちも同じ理由ですわ。
ミシェル:その役員会議にまさかベルゼブブ公爵様も出席してるんじゃないっスか?
総務部長:あー!あー!なんだか電波の調子がー!きーこーえーなーいー!
慌てて通話を切る総務部長
ミシェル:図星っスか。
シャルロット:ウチも同じような感じで切られましたわ。
木花:私はフリーなので別にどちらでも良いんですけどね。
ミシェル:そんじゃ、ちびっ子達。次はヌードリア王国っスよ〜。
ちびっ子達:わ〜い♪
木花:良い子はもうすぐ寝る時間だからお風呂入りましょうね〜♪
ちびっ子達:おっふろ〜♡
ミシェル:これはベルゼブブ公爵様にガツンと言える悪魔族貴族連盟トップのあのお方にでも相談してみるっスかねぇ。
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