第31話 閑話休題1


 今日は本編を更新出来ない為軽く書いてみました



 少し休憩しよう。

 体育座りをした俺はアイテムポーチの整理をする。

 持てる量に限りがある以上、要らないものは捨てた方が良いだろう。


 結局使う事のなかったアイテムを見つけた。

 4冊のノートと1つの鍵。


 魔王の補正スキルの効果でハミルトンを倒す事が出来たが、もしも冒険者として挑んでいたらクリアする事が出来ただろうか……


 あの村で感じた違和感を思い出しつつ俺はアイテムを取り出した。



 赤いノートには1枚のメモが挟まれていた。


 '勇者ハミルトンが負ける筈がない


 左手に握られた聖剣は一振りで数多の魔物を

 退治する


 全身を纏う聖なる鎧は一切の悪影響を受け付け

 ない


 2つの聖なる装備がある以上魔王に勝ち目はな

 いだろう                '



青いノートの中身には何も無かった。


 裏面にはこう書いてある。


 'ハミルトン邸 地下移動計画書'



緑のノートには絵が描かれている。


 右手を上げている絵

 直立している絵

 ガッツポーズをしている絵

 ……


 全部で11枚ある


 剣の絵

 鎧の絵


 計13枚の絵を眺める

 剣の絵は聖剣グラントリノに良く似ていた。



 黄色のノートには色々な事が書かれていた。


 '輝く意志で魔を避ける


 魔を近付けると壊れてしまう


 右手は心を守るため 左手は扉を守るため'



 結局力押しで攻略した騎士を思い出す。


 聖剣は条件を満たしてクリアした最初の1人しか手に入れる事は出来ないらしい。


 まぁあんな物が量産されたら魔王にとって辛すぎる。


 だがボスは何度でも復活するし、何度でも挑戦可能だ。


 いつか1人の冒険者としてあのダンジョンに挑みたいと思う。


 俺はノートと鍵を捨てた。

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