緻密な設定。先が気になるミステリアスな展開。最新鋭の艦隊と精鋭な軍人ですら近づくことが出来ない島の正体と、その切り札として投入される国連の「存在しない世界」セクション6の登場。内容はハードにしてシリアスですが軽快な文章ゆえとても読みやすく、張り巡らされた伏線や、登場人物たちの思惑を丹念に考察出来ます。ほんと、これはわくわくが止まりません!著者の作品はこれが初めてですが、本作のオリジナルもぜひ読んで見たいとおもいます。