【地球編】白鳥 天弓 前編
1)
飛鳥しおりの
「純おにいさま。
と言っては、肩甲骨の下まで下がった黒いリボンで
2)
その日、
「ここは、どこ?」
と天弓の鈴の音のような声が、
「「誰なの?」」
と,一つの影が
それは、一人の女性だった。
3)
女性の名は,ヨハンナ・ロシニョラ・ガルディエル・ヴァイス・ガルディア・リント。と言うらしかった。
全体的には、人間と変わらない容姿で顔立ちも人間だが、ただ一つ耳だけが小さな
「そうか、
「はい。ということは,ヨハンナさんも?」
「私に限らず,
「ま......きょく?」
「ああ、魔曲というのは、音楽系の魔法のことだよ。」
と端的に言って、その場で、ラシミレドをベースとする曲を歌いだした。
「な、何これ?勝手に涙が......。」
天上の音楽とでも言うべきか、天使の歌声とでもいうべきか、ヨハンナの歌は天弓の心を大いに揺さぶるものだったのである。それだけではない、天弓の涙と共に疲れまで全て流れ出し、
「なんだか、疲れもとれて、元気もでてきたわ。これが、魔曲?」
「そう。これが、医神系魔曲【
「すごい。あの、お願いがあります。私を......。」
天弓は,その場でヨハンナの弟子になることにしたのである。
【つづく】
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