210日目-⑥

魔王が勇者になって【七十一日目】

※魔王本人により頭こと以下省略が代筆を行う。

『兵を散らすって言ったって……どうすれば』

私は魔王の指示に従って兵士の気を引く方法を考えていた。

しかし、何も案が出ない。

『なんか大きな音とか、あれば兵士たちも混乱すると思うんだけど』

私は火薬や爆弾を探していた。

『何だろここ』

そこには巨大な砲台が置いてあった。

[特殊な魔法により花火しか打てない砲台]と注意書きがしてある。

『これ使えば、いけるんじゃない?』

誰がこんなものを作ったのだろうか…

私は疑問を抱きながらも砲台に火をつけた。

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