210日目-⑤

魔王が勇者になって【七十一日目】

※魔王本人により頭こと以下省略が代筆を行う。

牢獄へ投獄された。

されてしまった。

投獄されたのは魔王の一人。

聖龍は途中で別れた。このように捕まってしまった時の布石だ。

『聖龍は助けに来てくれますかね』

『この警戒網を抜けるのは大変だろうな』

牢獄の外には数百の兵で埋まっていた。

『なんで他人事何ですか!』

『だって、どうにか敵兵を散らさなと助けようにも助けられないだろう』

『そうれはそうですけど、なんかもっと魔王らしく牢屋をぶっ壊して下さいよ』

『それを言うならお前が助けろよ、お前はまだ捕まってないだろう!』

私は聖龍のかけてくれた魔法のおかげで捕まらずに済んだ。感覚で相手を認識させない魔法らしい。

なので今は牢獄の外。

『いやですよ!怖いに決まってるじゃないですか!』

『ならどうにか兵をどこかに散らせてくれ!それだけでいいから!』

『わ、分かりました。それなら何とかしてみます』

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