209日目-④
魔王が勇者になって【七十日目】
※魔王本人により頭こと以下省略が代筆を行う。
敵軍は『ニッ国』の護りが手薄になっていることに気が付くと、援軍を呼び昨日の倍はあろう軍勢で押し寄せて来た。
『大丈文なんでしょうか…』
『耐えるしかあるまい、でなければ敵拠点の護りを弱らせることが出来ない』とヴァンパイア。
『でも明らかに敵軍が多すぎます』
『確かにそうだね、ここが破られたら身も蓋もない』と将軍。
『ゴーレム増やすの?』とパイモン。
『そうだ、安心しろ魔力は俺のを使えばいい』と将軍。
『そうなの?ならいいや』
『なればわっしのおいぼれ魔力もお使いないさい』と家老。
二人の魔力を追加しゴーレムは四倍に増えた。
『これでなんとかなってくれればいいっすけどね』とドラゴン。
戦況はいまだに見えない。
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