204日目-⑥

勇者になって【六十五日目】

『通訳よろしく』

『はいどうぞ』

『お前らと交渉したい』

『ふぁっきゅ、ふぁ、ふぁきゅ』と妖の言葉を話すくノ一。

『ふぁ!?ふぁきゅきゅう?』と対話する妖。

くノ一が妖と交渉してくれている。

『お前みたいなやつは初めてだ、お前が死んでもしらないぞと言ってます』

『ああ、構わん。好きなだけ魔力を吸ってくれ』

『分かりました。ふぁきゅきゅう、ふぁふぁ、きゅうっきゅ』

『ふぁ……マジふぁっきゅ』

『分かった。条件を飲んだと言ってます』

『そっか、ありがと』

……「マジふぁきゅ」はシンプルに悪口な気がした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る