第5話

 「三笠さん、今日は1日、私に付いて下さい」


「はい、宜しくお願い致します」


憧れの先輩である立花さんから、朝の打ち合わせでそう声をかけられて、私は舞い上がる。


母子家庭で苦労していた私達親子に、このグループの会長が差し伸べて下さった手を取って以来、その生活は大分様変わりした。


私は勿論、妹や母にも次第に笑顔が増えていき、命日とお盆に必ず行っていた父のお墓参りでは、泣き言が影を潜め、日々の生活における、嬉しい報告ばかりが増していった。



 大学入学と同時に立花先輩からご紹介を受けたアルバイトは、学生にあるまじき高給と、個人のスキルを磨くための十分な時間と資料を私に与えてくれた。


会長から毎月頂く奨学金でさえ、家族三人が生活するのに十分な額であったのに(妹も別に頂いていたから)、その他にバイト代として月額15万円も頂ける上、会長が個人的なお付き合いをしていらっしゃる農園から定期的に送られて来る、新鮮なお野菜まで好きなだけ分けて貰えて、その仕事と言えば、宅配の受け取りと一部のラベルの張替え、パソコンのメールチェック、後は、かかってくるか分らない、電話番だけだった(因みに先輩は、7年間一度もかかってこなかったと仰っていた。私の時は、間違い電話が1件だけ)。


お陰で私は、大学生活を余す所なく満喫でき、サークル活動で茶道をかじり、和服の着付けまで習えて、京都や奈良のような古都に旅ができた。


4年間の大学生活で、しなかった事は1つだけ(普通の学生がする事でよ?)。


異性とのお付き合いだ。


サークル活動や大学の講義の場などで、何度も声をかけられ、お誘いも受けたが、一度も応じた事はない。


私の頭の中には、未だにあの人の面影が消えずに残っているし、それを思い出す度に、心が温かくなる。


たった20分程度の、あの冬の出会い。


それが私の人生を変え、決して消えない想いを残した。


彼のあの時のお相手が、御剣グループの現社長であり、私のお仕えする直属の上司だと知った時、その心に浮かんだ感情は、諦めと喜びだった。


有紗社長なら仕方がない。


私では逆立ちしても敵わない。


この方なら、いえ、この方しか、あの人に釣り合う女性ひとはいないと思える。


お美しいのはその容姿だけではない。


お考えや仕種、行動やお声に至るまで、何から何まで素敵な方だから。


そんなお方に愛され、大事にされているのなら、あの人の今もきっと満ち足りているだろう。


入社式後の個人的な会食に呼ばれ、そこで立花先輩から初めてご紹介を受けた際、社長は私の事を覚えていて下さり、意味ありげに、『またお会いしたわね』と微笑まれた。


どういう意味なのか分らず、彼の事も話題にはされなかったので、そのお名前さえ未だに知らないが、できる事なら、もう一度彼にお会いしたい。


今の私を、会長の援助へと導いて下さり、幸せな時を過ごしている自分の姿を、あの人にお見せしたい。


あの時逃げ出して、告げずに後悔した言葉を、お伝えしたい。


『有難うございます。

貴方のお陰で、私は今を生きています』


光栄にも、社長直属の第2秘書としての任命を受けた私は、いつかまた会えるかもしれない彼に向けて、その時恥ずかしくない自分であるために、己を磨いていこうと誓った。



 「貴女、誰かお付き合いしている方いるの?」


午前の予定をこなし、昼食にと入った店の個室で、立花さんがそう話しかけてくる。


御剣グループの社長秘書(私が加わったので第1の肩書が付いた)ともなると、予約なしでも入れる個室を、都内だけでも10か所以上キープしている。


別段特別な契約や強制はしていないのだが、社長達に使っていただけるだけでとても名誉な事だと、店側が自主的に部屋を設けて下さっている。


私も第2とはいえ社長直属の秘書なので、仕事以外でも使って良いと言われている(支払いは何と会社持ち)。


「別にこれは、興味本位で聴いている訳ではないの。

私達の立場は特殊で、その仕事柄多くの機密を扱い、沢山のVIPと接触を持つ。

当然、良からぬ事を考えて、私達に近付いて来る者も少なくないわ。

肉体的に仲良くなって、ピロートークで機密を得ようと考える者がいる事は、大学の刑法の講義(判例)で学んだわよね?

だから、確認の意味を込めて聴いてるの。

そういう人、誰かいる?」


いきなりの発言に、僅かな戸惑いが顔に出てしまった私に、説明するように先輩が付け足してくる。


「・・恥ずかしながら、未だ男性とお付き合いした事はありません。

憧れている方ならずっと前から存在しますが、その方には、既に素敵なお相手がいらっしゃるので」


「あら、もしかしてかなり年配の方が好みなの?」


妻子持ちの人とでもお考えになったのか、意外そうなお顔でそう仰る先輩に、慌てて言葉を付け足す。


「違います。

・・私が憧れている方は、社長のお相手の方ですから」


「!!!」


「私が会長から奨学金を得られる事になった経緯はご存知でしょうが、その際、中々集まらなかった募金を、ほんの少しの時間だけ、手助けして下さった方がいるのです。

・・その方は、とても素敵で、凄く澄んだ音色を響かせ、あっという間に周囲の人々を惹き付けて、募金へと導いて下さいました。

真っ黒な身なりでも、心はきっとお優しい。

一瞬でそう感じられる程に、温かな笑顔をお持ちの方でした。

直ぐに社長が合流されて、陸にお礼すらせずにその場を離れてしまいましたが、あの時胸に抱いた想いは、今でも消える事なく残っています」


私の告白を聴いて、何故か呆然としている先輩に、再度言葉を付け足す。


「社長には内緒でお願いします。

一生胸に抱えていくだけの、私個人の気持ちですから」


フ~ッ。


立花先輩が、深い溜息をお漏らしになる。


「貴女、うちの会長にはまだお会いした事がないのよね?」


「はい。

何度か先輩にお願いした、感謝の気持ちをお伝えするお手紙以外には、連絡手段がありませんから」


「・・少し席を外すわね。

遠慮なく先に食べていて」


そう言うと、先輩が個室から出て行く。


もしかして、何か不味い事でも言ってしまったかしら。


『・・どうかグループをクビになりませんように!』



 『社長、今宜しいでしょうか?』


個室から少し離れた人気ひとけのない場所で、皐月は有紗に念話を送る。


『・・何かしら?

5分くらいなら大丈夫よ』


『今、三笠さんと食事をしていて、念のため彼女の交友関係を内密に聴いておこうとしたのですが、そこで思わぬ名前が出てきまして・・・』


『あの人の名前でしょ?』


『知ってらしたのですか!?』


『勿論。

貴女にも、前から言っていたじゃない。

会えば必ず惚れてしまうからと。

私、その場に居たのよ?

彼女の表情から、一目で分ったわ』


『なら何故教えてくれなかったのですか?

彼女に告げられて、少し動揺してしまいましたよ』


『貴女は既に知っていると思ったのよ。

入社前に、何度か会っていたでしょう?

そういう話もしているのかと思っていたの』


『仕事上の面談や用事で、普通、そんな事まで話したりしません。

今回は、第2秘書として貴女にお仕えする以上、必要な事だから尋ねたまでです』


『相変わらず真面目なんだから。

そんな事だから、あの歳まで御相手がいなかったのよ?』


クスクス笑いながらそう告げる社長に反撃する。


『そのお陰で、最高の人を捕まえましたから』


『フフッ、そうね。

・・貴女には言っておくわね。

あの人、彼女を私達の仲間に迎え入れる積りよ』


『!!!

・・それって、まさか妻にですか?』


『いいえ、あくまで眷族の一員として、グループの社長の地位を、私と貴女との三人で、ローテーションでやらせたいみたいね。

・・あんな人だから、彼女が自分をどう思っているのかまで、深く考えていないのよ』


苦笑交じりにそう告げる有紗の言葉に、皐月は安堵する。


『・・では、その内に彼と会わせるのですね?』


『それはあの人が判断するわ。

でも、彼が会長だと伝える事は構わない。

貴女の判断に任せる。

・・順番が更に回って来なくなりそうだからって、彼女を虐めたりしたら駄目よ?

フフフッ』


時間が来たらしく、一言詫びられて、そこで念話が途切れる。


確かにその頻度こそ多くはないが、1回毎に十分満足している彼女には、勿論、そんな積りはない。


時々時間さえ止めて、御負けしてくれる事もあるし。


さっと頭を切り替えて、今後どうするかを考える皐月であった。



 「待たせて御免なさい」


席を外していた先輩が戻って来て早々、少し大事な話をするからと切り出される。


私は徐に箸を置き、口を拭いて、拝聴する態勢に入る。


「貴女が慕っているその方は、うちのグループの会長です」


「!!!」


先輩からの、予想もしないお言葉に、私は愕然として目を見開く。


「随分お若いと思うでしょう?

・・その理由は、きっと後で知る事になります。

だから今は唯、貴女が抱いているその想いを、大切に終っておきなさい。

社長は既に、貴女の気持ちをご存知でした。

ですが、あの方はそんな事を問題にはなさいません。

私の時も、そうでしたから」


「!!!」


え!?


今何て仰いました?


「・・私も会長を、あの人を、愛していますから」


私の表情を見た先輩が、静かにそう教えてくれる。


え、だって、先輩は失礼ながら既に40代後半ですよね(どう見ても20代後半くらいにしか見えないけれど)?


まさかそれが、独身を通しておられる理由なのですか?


「そうよ?」


またしても顔に出てしまったのか、察したようにそう告げられる。


「色々思う所があるでしょうけれど、今は詳しい説明ができないの。

その時が来たら、会長が直々に貴女にお話になるはず。

それまで、貴女の気持ちが変わらない事を祈るわ」


私の眼を見て、何かを含んだような、重い響きの言葉を告げられる。


一体どんな事情があるのだろう?


想像もつかないけれど、今直面している事は、きっと私の人生を左右する。


あの時の募金活動と同等か、若しくはそれ以上に・・。


だが、何れにせよ、私の取るべき道は既に決まっている。


あの方が、手を差し伸べていただいた会長でもある。


それは私に無上の喜びを与えこそすれ、マイナス要因は何もない。


はなから手が届かない存在であるし、恋慕(『横』の文字は付けないで下さい)と感謝を捧げる相手が同じになっただけの事。


これまで通り、何一つ変わるものは無い。


日々あの方に感謝しながら、寂しい時、疲れた際は、彼の姿を思い浮かべて心と身体を癒すだけ。


自然と笑顔が顔に浮かぶ。


「お話いただき有難うございます。

社長と先輩のご信頼を裏切る事なく、今後も励んで参ります」


私の瞳に浮かぶ色に満足したのか、先輩は、『期待してるわ』とだけ仰って、食事を再開なさるのだった。



 「おい、今日はもうその辺にしとけよ?」


そろそろ校門が閉まるという時間まで練習していたあたしに、顧問の先生が、そう声をかけて去って行く。


この時間まで練習している部員は、あたし一人しかいない。


元々部員の数もそう多くはないし、それ程熱心に励んでいる生徒もいない(だから朝練も自由参加)。


顧問の先生も、中学時代にやっていたという理由だけで、私達を指導している。


当然、全ての種目に精通している訳ではないし、ご本人も、手当てが付くからやっているくらいの感覚でしかない。


ただ、1年にしてあたしが全国で入賞したから、あたしには多少の注意を払ってくれるというだけ。


あたしも、理論的に練習している訳ではないから、最近少し停滞している感がある。


田舎の弱小校だから(地区大会さえ、突破したのはあたしだけ)、施設が充実している訳もなく、少し焦りも出始めた。


やり始めた当初は、それこそ気楽なものだったのに・・・。



 あたしが入寮して暫く経った頃、沙織に夢がある事を知った。


金持ちの娘なのに、不自由な生活を我慢してまでやりたい事がある彼女を、羨んだ。


あたしには何もない。


家が特段裕福な訳でもないし、容姿だって多分人並だ。


同世代の女性達より多少速く走れて、少し余計に跳べるだけ。


暇な時間はだらだらと漫画を読んで過ごし、学生の本分である勉強も、今は平均に届かない。


それでも、少し前まではまだ自分をごまかせた。


何時かやる、その内何とかなる、そう自己に言い聞かせる事で日々を遣り過ごせた。


2年に進級し、夏の兆しが見え始めた頃、そんなあたしの生活に警鐘を鳴らすかのように、彼が来た。


男前(これはあんまり関係ないか)で人柄が良く、家事能力も抜群だったから、皆直ぐに彼に心を開いたし、それからの寮生活はがらっと変わった。


不便だった事、こうして欲しいと感じていた点が、こちらが口にするより前に速やかに改善されていき、明らかに予算オーバーだと素人でも分る食事と共に、その居心地は、実の家を遥かに凌ぐ、一生ここに居ても良いやと思えるまでになった。


寮生である三人の部屋と管理人室、ピアノのある共用スペース、そして食堂と風呂の脱衣所にエアコンが設置された時は、沙織と二人で抱き合って喜んだし、馨も笑顔を浮かべて自室のエアコンを撫でていた(何と、その費用は誰かの寄付だって)。


人は、暮らしが便利になり、豊かさを享受すれば、自然と他の事に目がいく生き物だ。


それまでは深く考えなかった進路やその先の人生を、ふとした拍子に思い描くようになる。


沙織には既にその夢があり、あの馨でさえ、夜に彼から歌のレッスンを受けているという。


最近になって、私達とは自然に話せるようにまでなったあのの声は、確かに耳に心地良い。


沙織が、『もしかしたら、声優にもなれるんじゃない?』と、真顔で言う程だし。


なのに、私には、これといった夢や目標がない。


部活の大会だって、これまでは、出られたから出ていたに過ぎない。


どうしても出たいとがむしゃらに練習していた訳ではないし、そんな強い気持ちまでは持てなかった。


そのあたしが今こうして真面目に練習してるのは、最近夜にベッドの中で考える事が多くなり、自分なりに選択した結果なのだ。


高校では、学業はほどほどに、その分陸上の練習に時間を割く。


あたしの頭では、勉強でトップに立つのは難しい。


ならば人より得意なもので勝負しよう。


200mか幅跳びで、全国制覇を目指そう。


大人になったら無理でも、高校生限定なら、何とかなるかもしれない。


そうして、何か1つ、自分に自信を付けたら、今度はそれを糧にして、また別のものを探せば良い。


もう直ぐ校門が閉まる時間だし、いい加減お腹も空いたので、タオルで汗を拭きながら帰り支度をする。


そのタオルに染み込んでいた、優しく、馨しい匂い。


こんな所にまで彼の気配りがある事に、思わず笑いが込み上げるあたしだった。



 「どうしてもとは言わないが、朝より夕方の練習に力を入れた方が良いぞ」


寝る前に、食堂に水を飲みに来たあたしに、御剣さんがそう声をかけてくる。


最初は、同年代だからため口で良いかとも思ったが、色々と寮のために尽くしてくれる(特にご飯とエアコン)彼を、最早呼び捨てにはできない(年上だし)。


だから今は、せめて『さん』付けにして話している。


「ん、もしかして、あたしがこれから自主的に朝練する事にしたの、気付いたの?」


「ああ。

その心意気は素晴らしいが、人の身体というものは、概して朝方は弱っているものだ。

そこに激しい練習を課すのは、あまりお勧めしない。

個人差もあるが、せめて散歩くらいにした方が良いぞ」


「そうなの?

漫画なんかでは、よく朝に皆走っているけれど・・」


「人が自然死する時間帯の多くを朝が占めているのは、そういう理由もあるという事だな。

逆に夕方なら、身体の調子が幾分良くなっているはずだ」


「へえ、良い事聴いた。

けど、夕方は部活の練習を頑張りたいしなあ」


「200mや幅跳びの練習は、時間をかければ良いというものではないぞ?

大切なのは効果的な練習であり、それに適した食事とアフターケアだ。

オリンピックで金メダルを狙う訳ではないのだろう?」


「・・あたし、あんまり頭良くないから、そういうの上手く考えられなくてさ。

最近、自分一人だけが取り残されているみたいに感じちゃって、少し焦っているのかも」


弱音を吐く自分が情けなくて、食堂の窓から覗く月を眺める。


「・・君さえ良ければ、自分が多少手を貸す事は可能だが・・」


御剣さんが、穏やかな声でそう告げてくる。


「えっ、食事の工夫をしてくれるという事?」


驚いて彼の顔を見るあたし。


「それは既にやっている。

普段君達が食べている物は、その年代の者達にとって、最も効果的な食材であり、調味料でもある。

それに足すとすれば、せいぜい筋トレ後のプロテインくらいだろう。

だから、自分が追加でする事は、メダリスト達の練習メニューやその映像の提供、それと、練習後のマッサージになる。

尤も、男性に身体を触れられるのが嫌であれば、それは控えるが」


「・・そこまでしてくれるの?

何で?

そんなに給料良くないんでしょう?

あたしには、きっとそんな価値ないよ?」


大き過ぎる彼の厚意に、それに応えられる実績を残せるか分らない私は、小さな声でそう言うのがやっとだった。


「結果は努力の成果だが、それは全てを表している訳ではない。

他者との競争なら、そこに至る道の過程で本人が払った努力、流した汗や涙の量が、相対的にしか判定されない。

環境や運にも左右される結果に重きを置き過ぎて、やる前から遠慮や尻込みをする必要はないのだ。

君達若者は、もっと自由に伸び伸びと夢や希望を追っても良い。

仮令その結果が奮わなくても、応援してくれた人、手を貸してくれた者達は、その者が真摯に事に向き合ったのであれば、きっと満足してくれる」


「『若者』って、御剣さんだってそうじゃないですか。

・・でも、有難うございます。

そんな事を真顔で言ってくれる人、あたしの周りに居なかったから・・。

宜しくお願いします。

お礼に、マッサージの時、お尻くらいなら触っても良いですよ?」


嬉しくて、でもそれを素直に表に出すのが恥ずかしくて、つい茶化してしまう。


「折角だが、それは間に合っている」


「えー、年取ったら、きっと後悔しますよ?

女子高生のお尻を触れる機会なんて、そうあるものじゃないんですからね」


「自分は無闇に安売りするものを買わない」


「酷い!」


頬に両手を当て、大袈裟に悲しむ私を見て、御剣さんが苦笑する。


態度とは裏腹の私の心は、明日からの練習に向けて、既に十分な準備ができていた。

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