第二章の初期プロット
■第二章
■催眠術を使って彩葉と仲良くなる。
彩葉から、男性のタイプをきく。
まず、ちゃんと挨拶をしてくれる人、そして清潔感のある人が良いという。
英司は、恥ずかしいながらも、毎朝、クラスの皆に挨拶をすることになる……。
英司 「俺、そういうキャラじゃないんだが……」
イプノス「お主が誰にも挨拶をできない社会不適合キャラなのは知っておるが……」
英司 「社会不適合キャラってなんだよ。やばすぎるだろ」
イプノス「お主はやばいやつじゃ。まあ、それは良いとして……」良くねえよ。「挨拶をすることが世界を救う第一歩になるのじゃ。諦めて挨拶くらいせんか」
世界を人質に取られると弱い英司だった。
朝の挨拶をすることで、クラスの人たちから怪訝な顔をされるし、恥ずかしいが、我慢する。
早く彩葉と仲良くなって手を繋がなければならないのだ。
英司が最近変わった、という情報が響子にも伝わる。
帰宅途中、響子から話しかけられる。
響子「なんか最近イメチェンはかってない? なに? クラスに好きな人でもいんの?」
英司「べつに良いだろ」
響子「全然良くないんだけど?」
英司「面倒くせえなぁ……」ということで催眠を使う。
彩葉と仲良くなるにはどうすれば良いか、響子の意見もきいてみる。
しかし、響子はアドバイスをしてくれない。
それどころか平手打ちをされる。
催眠状態でここまで頑固なのは珍しい、とイプノスも言っていた。
---
主人公がみんなに挨拶するキャラにされていますね。
プロットのこの部分はどこへ行ったのでしょう。
かなりプロットから脱線しているようです。
---
■彩葉と仲良くなる2
どうしたらデートできるか、と彩葉に催眠で尋ねる。
彩葉は、最近公開された映画に関心があるという。それに誘われたら行くかも、とのこと。
その情報をもとに、催眠状態でないときに誘ってみるが、断られる。
催眠をかけて事情をきく。
英司「映画に誘ったらデートするかもって言ってたよな?」
彩葉「デートしても良いかもと思ってたけど、実際に誘われてみたら、恥ずかしかったから無理」
素直で可愛い彩葉だった。
英司「どうすりゃ良いんだよ……」
彩葉「もうすでにチケットを買ってあって、来ないとチケットが無駄になるから、どうしても来てほしい、みたいな感じで誘ってもらえると断りづらくなるかも」
英司「わかったよ……。あと、デート中に手を繋ぎたいんだけど、どうすれば良い?」
彩葉「自然な感じで手をつかんでくれたら、それで良い」
なんとか彩葉をデートに誘うことに成功する。
デートの際、言われた通り、自然と手を繋いでみたのだが……。さっと手を引かれる。
再度催眠で事情聴取。
彩葉「やっぱり恥ずかしくて、手を繋ぐとか無理だった」
英司「またこのパターンかよ……」
結局、その日は映画を見てすぐに解散することになった。
彩葉との関係も、ややぎくしゃくしはじめる。学校でも素っ気ない態度を取られる。
イプノスに、早く彩葉と仲良くなれと言われるが、英司も気まずいので躊躇していると……。
---
このシーンは本編にもありましたね。
いま読み返してみると、意外とプロットに忠実な部分もあり……。
そうでない部分もあり……。
---
■巨大赤竜の襲来1
深夜、イプノスに叩き起こされる英司。
空が割れ、赤く光っている。その隙間から、一瞬だけ赤い巨大な竜の姿が見えた。
イプノス「想定より早いが……仕方がない、アモーレが足りん、妹御を抱きしめて補充するのじゃ」
英司 「わかった。まかせろ」
急いで妹の部屋へ行き、寝ている由真を抱きしめ、ついでにキスもして、胸も揉んでおく。
世界平和のためである。仕方がない。
英司 「やってきたぜ」
イプノス「抱きしめただけにしては、補充されたアモーレが多いような気がするが……。まあよいか」
イプノスが一瞬だけ、小学生程度のサイズに変化する。
英司の背中から羽が生え、イプノスの指示通り、杖から光線を出して撃退する。
英司 「やった……のか?」
イプノス「やめんか。それ、絶対にやってないやつじゃろ」
英司 「これで地球の平和を守れたのか?」
イプノス「いや、ただ撃退しただけじゃ。また近いうちに襲ってくるじゃろう。その日に備えて、アモーレを回収するのじゃ」
翌日は、真夏のように暑かった。
---
プロットで気に入っている部分は本編にも採用されているようです。
急いで妹の部屋へ行き、寝ている由真を抱きしめ、ついでにキスもして、胸も揉んでおく……の部分ですね。
---
■彩葉と響子を同時攻略することにする
彩葉だけではアモーレの量が足りない可能性もあるので、身近な存在である響子も攻略することに。
響子にも催眠をかけ、どういう誘い方をすればデートしてくれるのか、ということをきく。
響子「べつに。普通に誘ってくれたら良い」
英司「……本当だろうな?」彩葉との件があるので、少々疑心暗鬼である。
響子「ボーリング行きたい。久々に」
英司「そういや、昔、響子の家族と一緒にいったっけか」
響子「とても楽しかった」
英司「お前、素直なら可愛いんだけどな……」
響子「わたしは素直じゃなくても可愛い」
英司「自己評価、高すぎるからな」
結局、響子とボーリングへ行くことになる。
ストライクが出たときにハイタッチでさりげなくスキンシップを決め、アモーレが溜まる。
デートの帰り際、響子と一緒にいるのを彩葉に目撃されてしまう。
(彩葉は、自分を捨てて響子に行ったのか、と勘違いしてショックを受ける)
デート後、響子から感想をきく。
響子「とても楽しかった。誘ってくれて嬉しかった」
英司「そりゃ良かった……。俺のこと、好きになってくれるか?」
響子「無理。だって、もう好きだから」
驚く英司。
英司「スキンシップを取りたいんだが、どうすれば良い?」
響子「いつでも大丈夫。普通に抱きしめてくれて良い」
英司「本当か? ビンタしないよな?」
響子「しないと思う」
思う、という部分が気になったが、イプノスに促され、響子を抱きしめる英司。
特に叩かれることもなく、順調にアモーレが溜まっていく……。
---
プロットではボーリングという誤字がありました(正しくはボウリング)。
おそらくは、この誤字を見て作中の会話シーンを思いついたのではないでしょうか。
---
■二人から告白される
響子、彩葉から同時に呼び出しを受ける英司。
その場で二人から告白されてしまう。
迷った挙げ句、英司は二人に催眠能力を使用する。
二人と同時につきあうことになる。
---
プロット段階では、ここで二人から告白される予定だったようです。
そうはなりませんでしたね。
---
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます