【コメディ】リストカッター名無し

【※転載禁止※】リスカ・メンヘラ・OD板

件名:リスカについて質問です


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1.風吹けばメンヘラ 2021/07/07(水) 01:50:54.46ID:DVBtheNyr

初めて書き込みさせて頂きます。

質問させてください。

私、興味はあるのですが、今までリストカットしたことがないんです。

家族の目を盗んで、家にある刃物でやってみようとはしたのですが、決して死にたいとかではなくて、好奇心からなんですが、やっぱり怖くて上手くいかなくて。

皆さんは初めてのリスカってどんな感じでしたか?


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2.風吹けばメンヘラ 2021/07/07(水) 02:12:40.13ID:Mh3nX5NN

わかります。初めてリストカットするときって怖いですよね。

でもリスカに限らず、初めての物事はとっても不安なものですよ。それは未体験だからではなく、正しい知識がないからだと思うんです。事前知識を準備できれば、あなたもきっと大丈夫。私はかれこれ10年ほどリストカットを繰り返していますので、参考までに書かせていただきますね。


まず最初に考えるべきは、衛生面です。傷口から細菌が入り込み、炎症や病気へと繋がってしまうリスクはなるべく排除した方が良い。具体的には、リスカ前に洗剤でよく手を洗い、可能であればアルコール消毒まで施しておくとよいでしょう。

また、用いる道具の消毒も大切です。アルコールランプやコンロの炎で刃先を直接、加熱するのも良いですが、リスカ直前だと肌を火傷する危険性があります。なので熱湯消毒をした後に水気を拭く方法が一般的ですね。

あと刃物は錆びに弱いので、乾燥を保つ専用ケースがあれば完璧ですね。これは100円均一で売っているプラスチックケースでも十分です。最近の100均は凄いなぁって思います(笑)

気をつけておきたいのは、やはり日頃の手入れでしょうか。使用前・使用後にしっかり洗浄・殺菌し、使わない間は乾燥させて保管する。難しいことではありませんので、ぜひ心掛けてみてください。


次に、リストカットに用いる道具についてお話します。まっさきに刃物が思い浮かぶかと思いますが、それについては後ほど。他にも包帯やリストバンド、あるいはゴムロープといった道具が挙げられるんです。


包帯やリストバンドの使い途は説明するまでもなく、カットした手首を保護するものです。衛生面ともつながりますが、やはり傷口を外気に晒すのは防いだ方がいいし、包帯を巻いた後にリストバンドを重ねることで、周囲の人に怪我などの心配を掛けないメリットがあります。

ゴムロープは腕を縛って血管を浮きだたせるために用います。病院で採決する際に使うアレですね。ですが、私個人としては余りオススメはできません。主にカットする血管は手首内側の静脈で、比較的、皮膚表面に近い位置にあります。一定量の血液が必要ならともかく、カットする分にはわざわざ血管を浮かせる必要はないかなと。バリエーションの1つではありますが、まずは基本を抑えた後というか、興味が湧いたらでも良いのかなと思います。


前段が長くなりましたが、いよいよカットに用いる道具、つまり刃物についてお話したいと思います。


私は最初、台所にあったバターナイフでやってみました。ですが、いくら力を込めても皮膚の表面が擦り切れて痛いだけで、なんの感慨も湧いて来ませんでした。私は何をやっているんだろうって悲しくなったのを思い出します。


次に試してみたのはハサミです。一応は刃物ですし、これなら大丈夫かなって。刃を開いて力を込めたところ、何とか切れはするのですが、コントロールが難しいというか、思ったよりスパッといかないと刃が入らないんです。ためらった訳でもないのにためらい傷が増えてしまうというのは、あまり好ましい状況ではないですね。なのでこれも手軽さという意味では失敗でした。


それから試行錯誤を重ね、いよいよ本当の刃物、つまりナイフを使うことにしました。これは深く切ってしまうと大量の出血が予想されます。私も死にたいわけではなかったので、余分に刃を入れて出血多量なんてことは避けたい。理想としては、手首から赤い一筋の糸が指先まで垂れるような、綺麗めなイメージを抱いていたんです。


そこで、私は練習することにしたんです。自分の手首に見立てて、何か他のものでナイフの扱いを身に着けようと思ったのです。布や皮、新聞紙など色々なものを試したのですが、一番しっくりきたのはコンニャクでした。

コンニャクの水気をしっかり切って、半日ほどキッチンペーパーに包んで冷蔵庫に寝かせてみてください。すると良い感じの弾力になるので、表面の薄皮を削るようにしてナイフの刃を通すのです。私も凝り性みたいで、毎日毎日、雨の日も雪の日も、家族に隠れてコンニャクを刻み続けました。


コンニャクには他の利点もあって、食べてもカロリーが殆どないんですよね。なので捨てなくても食べてしまえば良いし、お腹も膨れるし、ダイエットになったのは良い思い出です(笑)


少し話が逸れましたが、そうしてナイフの扱いに長じることで、自分の手首を思うさまカットできるようになりました。今日は学校で嫌なことがあったな、という日は少し奥まで刃を通してみたり、暇つぶしに薄皮一枚を切ってみたり。皮膚の表面を覆う毛細血管だけで血を流すこともあれば、静脈1本にターゲットを絞ることも可能です。


あと、切る技術とは別に、もう一つ大切なことがあります。

それはイメージすることです。

イメージができて初めて、それを実現するための技術が活かされるのです。

例えばこうです。


月の明りが照らす部屋の中、じっと右手首、薄く青く浮かぶ血管を見つめ、目に映像を浮かばせていく。出来ることなら、身体に感じる熱さや冷たさも。


左手に握ったナイフを慎重に、慎重に、手首へと当てる。ナイフそのものの重み、そして冷んやりとした刃先を皮膚の表面に感じながら、ほんの少しだけ力を入れる。

すると一瞬の熱さを伴った後、最初に赤い球体状がぽつんと浮かびます。独特の艶をもつ球は徐々に膨らみ、やがて表面張力の限界を超え、重力に従い一筋の糸となって伸びる。自らの体温と同じくする液体はほんの少しだけ温かく、けれどすぐに熱を失い、空気と触れて色を失う。その道筋を塗り替えるように、意識しなければ気付かないほどのわずかな脈動が、身体の内側から外界へと伝わっていく。

考えてみれば、私は私の内側を血液が流れ、臓器がうごめき、様々な電気信号や酸素やヴィタミンが行き交う様を、知識としては得てはいても、実感を伴って理解したことが無かったように思います。姿見に映る自分の身体に水分などないかのように振舞い、非随意的に稼働するパーツの数々を意識したことなんてなかった。

皮膚を伝い流れるそれは、何だか人の血液ってもともと外に出たがっていたのではないか、私とは異なる意思が感じられる、そんな気持ちになるのです。まるで誰かと会話をしているような、あぁ、私は生きているんだな。心がスッとするような、明日もお仕事頑張っちゃうぞみたいな、深呼吸よりも酸素が脳に行き渡る感覚。恍惚とはあの感情を指すのかも知れませんね。


ただ、ナイフにも難点があって、安定した場所でないと、ほんの少しの力加減で深く傷つけてしまうことがあります。やはり本物の刃物ですからね。例えば車で移動中に「あっ少し手首切りたいな」と思っても、なかなか難しいなと感じます。


ですので、初心者の方にはカッターナイフなんてどうでしょうか。機種は日本で初めてカッターナイフを製造・販売した、歴史と信頼のあるオルファ社製がオススメです。


色々な種類があるのですが、M厚型刃の203Bが良いかも知れません。スリムなフォルムに刃厚0.45mmのM厚型刃を装着し、大型刃の力強さと小型刃の手軽さを兼ね備える、まさに万能な使いやすさ。大型カッターナイフを使い慣れない方でも扱いやすいコンパクトサイズです。

これなら初心者でも手軽にカットできますし、よっぽど力を入れない限りは、大ケガをすることもありません。まずはこの道具でリスカに慣れた後、ナイフを覚えるでも遅くはありません。基礎的な部分は同じですから、やはり最初はカッターが良いかなと思います。


何より、カバンに入れても怪しまれませんしね。文房具の1つですから。メンテナンスも刃が痛んできたなら折ればいいだけですので、非常に扱い易いとおもいます。


こちらにURLを貼っておきますので、よろしければご検討ください。

https://www.olfa.co.jp/products/778.html


長々と語ってしまいましたが、少しでもあなたの不安が和らいだなら幸いです。

また何か分からないことがあれば、お気軽に質問してくださいね。

それでは、よいリスカライフを!


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3.風吹けばメンヘラ 2021/07/07(水) 02:16:32.19ID:DVBtheNyr

ありがとうございます。やっぱり止めておこうと思います。


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2021/07/07(水) 02:17:26.55ID:DVBtheNyr

※このスレッドは終了しました※

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