第2話


俺はインターホンを押した。

ピンポーン


ガチャ


明らかに、顔色の悪いあすかが出てきた。

風邪ひどいんだな。。

あすか:『れいなにしてんの。』ゴホッ

ガラガラ声のあすかが言う。

れい:『風邪ひいたって聞いたからお見舞いほらこれ』と言って俺は行きに買ったお菓子をあすかに渡す。


あすかは嬉しそうな顔をし俺を見つめて

あすか:『まじあんた最高。きつさ吹っ飛んだかも』と笑いながら言った。

そんなあすかをみてなんとなく俺は安心していた。あすか:『ほら、入って』


れい:『お邪魔します。』

洗い物は既に洗ってあり、洗濯物すでに畳まれていた。ん?前に誰か来たんかな?


れい:『洗濯物してあるけど、俺の前に誰か来たん?』

あすか:『あーそれ私がしたの』

れい:『お前そんな具合悪いのに知り合いに頼めばよかったやん。てか風邪の日に洗濯物、畳むなよ。』

あすか:『呼んでお世話してもらうってのもなんか悪い気して、いやぁなんかやってないと落ち着かんくてさ。』(笑)

笑いながらあすかが言う。


そんなあすかを見て、俺は少し心配になり、何を思ったのか俺はとっさに、今日1日家事とかお前の風邪の世話は俺がするからお前は今日ゆっくり休めそういった。そんな俺にあすかはすごく頼んでいいのか迷っていたが、結局一日世話をする事になった。


そして俺は家事やらなんやらを全てやり、

あすかはぐっすりと爆睡していた。


やっぱり寝れてなかったんだな。(笑)


全てやりおえて、

ちょうど俺が寝ようとした頃、

あすかがいきなり俺に変な事を言った。


あすか:『れいはさ、これが現実だと思う?』

ん。?え。あまりに突拍子もない言葉に

おれは自分の耳を疑った。

れい:『どういうことだよ。』

何言ってんだこいつ。熱で頭おかしくなってんのかな正直本気でそう思った。

あすか:『まあいいや、』

そういい、あすかはまた寝てしまった。


なんだよ、と思いながらも俺はソファに寝転がった。横になった俺は、あすかの言ったことを思い出して、もう一度考える事にした。だが、何度考えても意味がわからなかったが、寝言かなくらいの気持ちで流した。

考えすぎて疲れたのかいつの間にか俺は眠っていた。




りん:『おー!あすかお前良くなったのかよ。』

あすか:『うん!れいがずっと世話してくれてさ、お陰ですぐ良くなったんよ』

と笑いながらあすかが言う。

りん:『れいお前やるじゃんかよ。お嫁さん行けるんじゃね?』とゲラゲラ笑いながら俺に言う。

あすか:『てか、れいって好きな人とかいないの?れいから好きな人の事聞いたことないんだけど』

りん:『れいー、おい、お前大丈夫か?

体調でも悪いのか?』

あすか:『嘘!私のが移った?』

心配そうに見つめる2人。

だんだんと目の前が白いモヤで隠れていく。

。。。。。





はっ!はぁはぁ何故かおれは息切れしていた。そんな俺を心配そうにあすかが言う。


あすか:『大丈夫?ずっとうなされてたよ』


なんだって?俺がうなされてた?

怖い夢でもなかった。むしろよくある現実的な夢だった。汗もびっしょりかいていた。


あすか:『れい?』

れい:『あー。大丈夫!もう俺帰るね、』


あすか:『大丈夫なの?分かった、ありがとう、だいぶ良くなった!月曜には行けると思う』元気にそう答えるあすか。



あすかはだいぶ良くなったように見えた。

れい:『じゃあまた月曜にな。』


そう言って、俺はあすかとわかれた。






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