Process 3 合同演習→Process 4 スカイフィッシュ

  Process 3 合同演習


 開発がスタートしてから数週間後、コンペの中間発表を兼ねた合同演習が開かれることとなった。千草達が会場の第七ムラクモ演習場に着くと、既にそこにはムラクモ上層部の重役達とマスコミの記者が待ち構えていた。ムラクモとしては、このコンペをイベント化し、少しでも盛り上げようという魂胆だ。

 重役の挨拶があってから、いよいよ機体のお披露目が始まった。先に機体を発表するのは万龍寺チームだ。

『御覧ください! これが次世代に送り出す新型機! その名も【ヤタガラス】です!』

 拡声器で増幅されたクリニエラの紹介と共に現れた機体を目にしたギャラリーから、驚きの声があがる。

 ジョルジュ・ワイルドダックが手掛けた、猛禽類をイメージした鋭角的な黒いボディはさることながら、一番注目を浴びたのはそのサイズだ。それもそのはず、現行のCFが三十メートルを超すのが当たり前になっている今、現れたヤタガラスはその四分の一以下、七メートルまでダウンサイジングをしていたからである。

「考えることは皆同じか」

 本郷が顎をさすりながら、難しい顔をして言った。次はいよいよ千草達の機体だ。

『御覧ください、これぞ技術の結晶、【ベヒーモス】です!』

 千草の紹介と共に現れた機体の外見に、マスコミはざわついた。二体の新型が並び立つと、一斉にフラッシュが焚かれた。

「いやぁ驚いたな、まさか新型がどっちも小型化してくるとは!」

「まったくですね。ただ、ヤタガラスと並べると、ベヒーモスの方は少し野暮ったい気がしますね」

 記者が口々に感想を述べる。その後は両チーム並んでのインタビューに移った。インタビューと言っても、機体のことは触り程度で、あとは万龍寺とサキ両方の操縦士ドライバーのプライベートへの質問が大半を占めた。

 あとは簡単な動作をして平和に終わるはずだった合同演習の空気が変わったのは、次の質問からだった

「両機体共素晴らしい完成度に思えるのですが、まだまだ改良の余地はあるということでしょうか?」

 この質問に万龍寺が答える。

「いや、こちらはほぼ完成と言ってもいい。このまま模擬戦を行ってもかまわないくらいだ」

「つまり、今日、新型二機による模擬戦が見られると!?」

 模擬戦が始まりそうな流れに、千草は冷や汗をかいた。基本動作なら問題ないものの、実際に戦闘を行うにはまだまだ完成度が足りない。まともに戦うことすらできないのは明白だった。千草はなんとか話の方向性を変えようとマイクのスイッチを入れる。

「ええと、それなんですが……」

 千草の言葉を、万龍寺が遮った。

「やめてやってください皆さん。あのベヒーモスはどう見てもハリボテです。加えて操縦士ドライバーが彼女では、我々のヤタガラスの相手にはなりませんよ」

「何ですって!?」

 万龍寺の見え透いた挑発に、大勢の前で恥をかかされたサキが乗ってしまった。サキが万龍寺に詰め寄ると、それをはやし立てるようにマスコミが盛り上がる。

「皆さん、どうやら向こうのチームもヤル気になったようですよ。ヤタガラスとベヒーモスの、コンペティション前哨戦と行きましょう!」

 もはやこの火を消すことはできないと悟った千草は、被害を最小限で食い止めるべく、サキに釘を刺す。

「樫宮、よく聞け。ベヒーモスはまだ完成度は六十パーセントだ。特に出力が安定していない。低出力のままで戦うんだぞ、いいな!」

 千草の声が聞こえたか聞こえてないのか、サキは曖昧に頷くとコクーンへと姿を消した。

 両機のジェネレーターに火が入り、ヤタガラスが空へと飛翔した。

『さあ、いつでも来るといい』

 ベヒーモスも同じ高さまで飛行し、両機は向かい合う。出力が安定しないため、ベヒーモスがふらついているのが傍目からだとよくわかる。

 赤いランプが二つ点いた後、青いランプが点灯し、模擬戦の開始が告げられた。

「ん? どうしたんだ? 故障か?」

 模擬戦は確かに始まった。しかし両機とも宙に浮いたまま動こうとしない。

『どうしたベヒーモス、先に一発殴らせてやるよ』

 万龍寺が余裕を見せる。

『それとも、こっちは武装無し、腕一本だけで戦ってやろうか? 演習でわざと負けて、本番で華麗に勝つ。というのも盛り上がるかもしれんなぁ』

『言ってなさいよ、このベヒーモスのパワーを、見せてあげるんだから!』

 ベヒーモスが、ヤタガラス目掛けてバーニアを噴かした。その加速力に、ギャラリーが沸く。

 しかし次の瞬間、それは起こった。出力に耐えきれず、背部バーニアが爆発し、ベヒーモスは加速したまま墜落してしまったのだ。ギャラリーにざわつきが広がる。

『変わった戦法だな』

 地面に倒れたベヒーモスを、ヤタガラスが見下ろす。

『空が飛べないのなら、これで!』

 ベヒーモスの背部にマウントされた砲塔が展開し、カノン砲へと変形する。紅然ホンランが設計した、ベヒーモス最強の武装、融解圧縮エネルギー性榴弾拡散砲【アマデウス】だ。

「ダメだ樫宮! それはまだ早い!」

 千草はサキのコクーンへと駆け出した。機体のバランスを取る為と、ジェネレーターに直結している仕様の為に取り外すことはできなかったが、アマデウスは今のベヒーモスには強力過ぎた。

『いっけぇーっ!!』

 案の定、発射直前の爆発的な出力に耐えきれず、ジェネレーターが爆発。それに誘爆する形で各所が次々と爆発し、ベヒーモスは爆発四散してしまった。

 長い沈黙を破ったのは、記者の一人の笑い声だった。するとそれをきっかけに、風船が割れたように爆笑が巻き起こる。上層部の顔が引きつっているのを、千草は目の中に捉えた。

 二時間後、ドックに戻って来たチームが始めたのは、仲間割れといってもいい程の口喧嘩だった。

「だから出力をあげるなと言ったんだ!」

「なによ! そもそも高出力に耐えられない機体を組んだあなたが悪いんでしょ!?」

「そもそも、あのデザインを無理に落とし込んだから、排熱が妨げられたりエネルギー効率が悪くなるんだ。もっと考えてデザインしてくれないと」

「それを言ったら、大分頑張った方だと思うけどね。誰かさんが造った欠陥武装を取り付ける為に、デザインを何度も変える羽目になったんだから」

「そもそも、なんであれを稼働できる状態にしたんだ? 出力負荷の問題が解決するまで、リミッターをかけておく話だったろう!」

「あれでも抑えたさ。でもまさか先にジェネレーターの方が爆発するなんて思わないし、大体、扱い切れない出力で稼働させた操縦者にも問題あるんじゃない?」

「そうかしら、あなたがもっと普通のデザインの武装を用意してくれてたら、私も一か八かの賭けになんてでなかったかもね、あとマイルス。あのデザイン動かしにくい!」

 収拾がつかなくなったドックで一人、腕を組んで黙っていた本郷が目を開いた。

「うるせーぞてめーらぁ!! 黙らねぇと全員倉庫にぶち込むぞ!!」

 鬼の本郷。そう呼ばれた男の怒声がドックを揺らすと、さっきまでが嘘のように場がしんと静まり返った。

「まあ、もう過ぎちまったことは仕方ねぇ。全員、今日は帰って頭を冷やせ。明日から再スタートだ」

 その言葉で、一旦解散することになった一同は、無言のまま一人、また一人とドックを後にする。

 最後になった千草がドックを振り返ると、そこには残骸となったベヒーモスが、恨めしそうに千草を見返していた。


 翌日。ドックに集まった一同だが、誰も言葉を交わさず、沈黙が続いていた。誰もが言葉を探しているが、それが見つからない。

 本郷が来てくれれば指揮を執ってくれるだろうという期待感を千草は持っていたが、しかし本郷はいつまでたっても現れなかった。

 ようやく沈黙を破るノックが聞こえたが、その後に現れたのは企画部長の姿だった。

「ニケロ企画部長、一体どうしたんです?」

 千草が切り出すと、企画部長は衝撃的な言葉を口にした。

「技士長は、本郷ならここには来ないぞ」

「え……」

「あいつは、昨日付けで万龍寺チームに異動となった」

 昨日の演習で恥をかく形となった上層部は、千草達を斬り捨て、万龍寺チームをコンペで勝たせる方針にしたのだ。

 本郷を失った千草達は、これ以上無い絶望感に包まれる。サキが膝を抱え「もう終わりね」と呟いたのを、誰も否定できなかった。

「私と本郷は、入社が同じ同期でね」

 企画部長が独り言のように呟いた。

「あいつの性格は一ノ瀬、お前がよくわかってるだろう。あいつは途中で仕事を投げ出すような男じゃない。上から異動命令を告げられた時、あいつはそれを突っぱねようとしたよ。だが……」

 企画部長は言っていいのかどうか迷っているようだったが、千草がその先を促した。

「だが、あいつの奥さんが入院している病院を、宇宙病院に移すことを条件に同意した。その際に、もう一つ、あいつがつけた条件がある。それは、この仕事をムラクモでの最後の仕事にすることだ」

「そんな、オヤッさん……なんで、なんで言ってくれないんだ」

 本郷は、プロ操縦士ドライバーの道を諦めた頃の千草に、技士テイラーの技を叩き込んでくれた恩人である。その本郷が、ムラクモを去る。それは千草にとって、荒れる暗い海に放り込まれたも同然だった。

 企画部長は「本郷からだ」と言って、懐からUSBを取り出し千草に手渡すと、ドックを後にした。

 USBには音声データが入っていて、それを再生すると、昨日録ったばかりと思われる本郷の疲れ切った声が収録されていた。

『おめぇら、もう聞いてると思うが……俺は、万龍寺チームに異動になった。恨んでくれても構わねぇ。俺はただの裏切りもんだ。だから…………だからおめぇら! 俺をぎゃふんと言わせてみろよ! マイルス! おめぇのデザインは悪くねぇ、だがまだまだCFのデザインになっちゃいねぇ。家に籠ってるだけじゃなく、機体造りから参加しろ! 紅然ホンラン、面白さを追求するのはいい。それと同じくらい実用性を追求しやがれ、その二つは決して反比例しねぇはずだ! サキ、おめぇはもう少し周りを信頼しろ! おめぇが信頼しねぇ以上、おめぇも周りから信頼されてねぇのと同じだぞ。そして千草! おめぇは!』

 本郷が一度言葉を切る。

『おめぇは、もう少し肩の力を抜け、一人で出せねぇ答えなら、周りに相談してみろ。いいかお前ら、CF造りってのは独りでやるもんじゃねぇ、誰かがやれねえことを自分がやる代わりに、自分ができねぇことを誰かに任せるんだ」

 音声データはそこで終わった。

「皆、聞いてくれ」

 千草が切り出す。

「俺は機体を組み上げることができる。だが機体を動かす最適なエネルギー効率がわからない。だから教えてくれ! そしたら最高の機体を組み上げてみせる!」

「私は機体を動かすことができる。だから私に合わせた機体を造って。そしたら、世界の誰よりもうまく機体を使ってみせる!」

「僕はデザインができる。でもそれがCFのデザインとしてベストなのかどうかわからない。皆が協力してくれたら、最適最高なデザインにしてみせるよ」

 千草、サキ、マイルスの眼が紅然ホンランに集中する。

 「僕の考えた武装は面白い。けど実用性があるかどうかはわからない。だから、まあ多少は妥協するよ」

 こうして、新型機開発は真のスタートを切った。今度は一人一人に任せるのではなく、全員の意見やデータを反映させ、皆で話し合って。

 全員がドックに泊まり込み状態で製作が続く中、ついに機体が完成を迎える。

 ドック中央に仁王立つ白い機体。それを見上げた千草達は、最後の仕上げとして、その機体に名前をつけた。


 Process 4 スカイフィッシュ


 コンペティション当日。

 会場である第三演習場は、日本にある演習場でも一番の広さを誇る。観客の安全を守るセーフティシールドも三枚重ねであり、コクーンも地下へと収納される。

 その会場には、今や大勢の観客とマスコミが押し寄せ、試合を今か今かと待ち構えていた。実況席も用意され、さながら正式なCFGの試合のようだ。よくも悪くも、前回の中間発表が話題になり、ここまで注目を浴びることになったが、ムラクモとしてはこれで目論見の半分は達成されたことになる。

「後は君達のヤタガラスが、彼らの機体を打ち負かして終了だ。頼んだぞ」

「任せておけ」

 万龍寺は専務にそう返すと、デモンストレーションとしてヤタガラスを起動させ、演武を舞った。それが終わっても、千草達はまだ姿を見せない。

『やつら、本当に来るのか? 負けるのが怖くて逃げたんじゃないだろうな』

 その時、ヤタガラスのカメラがこちらに向かってくるCF搬入用トラックの姿を捉えた。荷台には黒いカバーがかけられており、機体は見えない。

「遅くなりました。ギリギリまで調整していたもので」

「そうか。まあ頑張ってくれ」

 重役から上辺だけの応援をかけられた千草はその後、マイルス、紅然ホンランと共にフィールドサイドにある控室に向かった。その時、万龍寺チーム側にいた本郷と目が合う。

 無言で、しかし力強く頷いた千草に、本郷は安心したような面持ちになる。

『皆さん、お待たせしました。これが私達の新型CF【スカイフィッシュ】です!』

 千草のアナウンスと共に、機体がカバーを剥いで立ち上がる。その姿を見たギャラリーが歓声を上げ、マスコミがフラッシュを焚く。

 見事な衣装の白い流線形のボディはスマートに良くまとまっており、余計な物がついているという印象は全く与えない。しかし決して物足りないというわけではなく、絶妙なバランスが保たれている。

 波をイメージした外装は、ヤタガラスのデザインにも引けを取らない。しかし最も目を引いたのは、右肩背部に装備された大型のキャノン砲だ。スカイフィッシュの全長とほぼ同じ大きさのそれには、機体のデザインに合わせたような外装が取り付けられていて、決して取り回しが良さそうだとは思えない。

 白と黒。対照的な機体が、フィールドの中央で睨み合った。

『負ける為にわざわざ新しい機体を造ってくるとはね、恐れ入ったよ』

『この機体なら、私はあなたにだって……ううん、この世の誰にだって勝てるわ!』

 コクーン内で火花を散らすサキと万龍寺。そして今、三つのランプがバトル開始のカウントを始める。

「「スリー! ツー! ワン!」」

 観客も声を張り上げ、カウントする。

『『ゴォーッ!!』』

 開始と共に、空中に飛び上がるヤタガラス。すぐさま狙いをつけ、可変速レールライフルを三連射。

 このライフルは加速粒子電荷を変えることにより、弾速を加減することができる。万龍寺は一、二射目をわざと低速で撃って避けさせ、回避した位置に最速の三射目を撃ち込んだのだ。

 しかし、スカイフィッシュはその滑らかな機動で、三射全てを避け切った。そのまま飛び上がり、飛行する。

『何っ!?』

 明らかに、少し前とは動きが違う。

「いけーっ! 樫宮ー!!」

『CAWS起動!』

 サキの叫びと同時に、スカイフィッシュに驚くべき変化が現れた。不釣り合いに大きいあのキャノン砲が複数個に分離し、スカイフィッシュと合体したのだ。

 キャノン砲を構成していたパーツを鎧のように着込んだスカイフィッシュは、先程までのスマートな印象をマッシブなものへとガラリと変える。

 空前絶後のギミックに会場が騒然となる中、千草が叫ぶ。

『これが新機能! CAWS(チェンジング・アーマード・ウェポン・システム)だ!!』

『ふん! 御大層な名前を付けようが、所詮は子供騙しだ!!』

 得意の不規則機動で、ヤタガラスが距離を詰める。

『そのくらい、ついていってみせる!!』

 ヤタガラスに比べて重そうな外見のスカイフィッシュだが、合体することで全身に装備されたブースターを噴かし、万龍寺の機動に肉迫する。

『貴様っ!』

『そんなものっ!』

 ヤタガラスは、両腕に装備された交粒子クローを展開し掴みかかる。サキも両腕でそれをガードし、二機は空中で取っ組みあった。

『甘いな! これがヤタガラスの奥の手! 三本目の足だ!』

 ヤタガラスの背部から、細長い尻尾のようなアームが射出された。先端には超振動発生装置が組み込まれていて、触れた物を分解する。

 ヤタガラスの三本目の足が、スカイフィッシュのボディを削って火花が散る。

『どうだ、このままバラバラにしてやるぞ!』

 勝ち誇る万龍寺。しかし

『あら、こんなつまらない物が奥の手? じゃあ、今度はこっちの番ね!』

 スカイフィッシュは、いとも簡単にヤタガラスを押し返した。そのまま握力で、交粒子クローを粉砕する。

『ば、馬鹿な! ヤタガラスがパワー負けしているだと!?』

『このスカイフィッシュを甘く見ないでよね! 一人で戦ってるわけじゃ! ないんだからーー!!』

 スカイフィッシュはジャイアントスイングのようにヤタガラスを振り回し、地面に叩きつける。

『今のスカイフィッシュは中と外、つまり機体本体と外装にそれぞれジェネレーターが積んである状態なのです。これぞCAWSの真骨頂、ツインジェネレートシステム!』

『これで決めるわ!』

 再び、スカイフィッシュに変化が訪れた。今度は合体したパーツが分離し、元のキャノン砲、CAWS-01【インビクタス】の姿に戻っていく。

 サキが照準の向こうに、ヤタガラスを捉える。

『ハイパーイオンクラスター出力上昇! 電縮反応粒子収束率固定! インビクタス、フルバースト!!』

 キャノン砲から、螺旋状にうねるエネルギーの塊が発射された。その光の奔流が、ヤタガラスを飲み込んでいく。

『俺が、この俺が負ける!? 認められるか、認め……! う、うわあぁぁあーーっ!』

 エネルギーに耐えきれず、ヤタガラスは爆散した。

 まさかの勝敗に、会場が揺れた。観客がスカイフィッシュにコールを送る中、上層部は唖然とし、クリニエラは放心状態で膝から崩れ落ちている。

 そんな中、千草は本郷と目で言葉を交わす。

 よくやった。

 本郷の目はそう言っている。

「よくも、よくも俺に恥をかかせてくれたな! 不良機体を造りやがって!」

「何を言う! こっちは君の言う通りの性能にしたんだぞ! 負けたのは君の責任だ!」

 いつの間にかコクーンから出てきていた万龍寺がクリニエラと醜くいがみ合うのを尻目に、千草はマイルス、紅然ホンランと共にサキのいるコクーンの方へと向かった。

 雲一つない蒼穹に、スカイフィッシュへの歓声がいつまでも響いていた。


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スカイフィッシュ カトウ ユミオ @ipk-okami

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