introduction6
・・・なあ、おい。
あんた、しばらくここに来ない方がいいぞ。おい、おいっ。聞いてるのか。ボーっとして。
まったく、この間もそんな感じだったじゃねえか。一体何だってんだ。だから言ったんだ。ここの連中を取材するなんて馬鹿げてるってな。深入りすればするほど、精神が持たねえぞ。
・・・何?人気が出て、連載を止められなくなった?
・・・ふん、そんなの、あんたの自業自得だろう。イカれた連中のことを記事にして、名を揚げたかったんだろうが。目的通り、人気が出て良かったじゃねえか。
一番最初に忠告しただろう。どんな結果になろうとも、深淵を覗くことを、あんたは自分で選んだんだからな。今更後悔したって遅いってもんだ。
ほら、さっさと書類にサインしろよ。
それで、今日はどいつにするんだ。
・・・こいつか、まあいいだろう。
こいつで、もう6人目か。ちと厄介な取材になるかもしれんが、こいつの取材に耐えきれなかったら、それまでってことだ。さっさと連載なんかほっぽり出して逃げることだな。
ふん、まあ今のお前にはそっちの方がいいだろう。ほら、さっさと行けよ。俺としては、あんたがぶっ壊れる前に、さっさと逃げてくれる方が後々助かるんだ。
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