第112話 解呪の決め手は・・・・運?

因みに先程の3姉妹とのごにょごにょは・・・・運の装備品・・・・つまり腕輪だな。

あれだけは装備してたんだよ。


フェリーネ王女の考えによれば、運が解呪に作用したはずだと・・・・

なので、双子の姉妹と致した時、わざわざ確認してるんだ。


で、今俺はフル装備に戻り、フェリーネ王女を先頭に、姉がいると言う場所へ向かっている。

因みに両脇は双子の王女様にがっちり腕を組まれている。


「早くランナル様のお子を産みたいですわ!」


「ランナル様との間のお子なら、さぞかし立派な人になりましょうね。」


2人はご機嫌だった・・・・


初めてがあんな形で・・・・と思ったのだが、どうやら何故か俺をえらく気にいっていたようで、絶対結婚する!と言っていた。

まあ・・・・女性がそれでいいと言うならそれでいいのだが・・・・


「なあカチヤ、ヘインチェ、エリーザベト・・・・これでよかったのか?」


「国を救う為らしいので・・・・仕方ないですわ。」


落ち着いたカチヤがそう答える。


「しかし・・・・すっかりゲッソリしてしまってるよ?」


ヘインチェが指摘する通り・・・・干からびる寸前だ。


「これは・・・・我々と致すのは可也後になりそうだな・・・残念だ。」


いやそこは察してくれ!


そんな事を話していたら、


「さ・・・着きましたわ。上手くいけば宜しいのですが・・・・」


何やら不安な事を言うフェリーネ王女。


で、双子の姉妹リーサンネとローシェは・・・

「上手く行きますわ。」

「あれほどの運の持ち主であれば、絶対成功します!」


と言ってくれた。


さて・・・どんな事になるのか?


するとフェリーネ王女は、その部屋?のドアをノックし


「お姉さま?入りますわよ?」


「フェリーネ?来てはいけません・・・・」


「大丈夫ですわ!」


「駄目・・・今居るのよ・・・・」


何がいるのか知らんが・・・・


「開けます!ランナル様、素早くお願いいたしますわ。」


ええ?どうすりゃあいいんだ?


兎に角3姉妹に続き部屋に入る。


すると・・・うわ・・・・淫魔?がその・・・まぐわっていたよ。


と言ってもその淫魔・・・・?

淫魔も女みたいだ。


女同士でやってたのか?


「む・・・・誰かえ?あちきの邪魔をするのは・・・・って運?運の強い輩がおるのか?」


その女性?は俺に向かってそう言う。


「たまには男もいいのう・・・・さ・・・淫魔の手腕、とくと堪能するがよい!」


う・・・・きやがった!これ攻撃しても?


俺はその・・・・女みたいな淫魔が向かってきたので、思わず短剣で切りつける。


「ぎゃああ!何をするう・・・」


ナニをされる前にやってやった。


「やばいやばい・・・何故この状況で動けるのじゃ・・・まさか・・・淫魔の・・・・受け付けぬのか?信じられぬ・・・・」


「もういいか?魔物とは交渉はしない。」


「ま・・・待つのじゃ・・・うぎゃああ!」


俺は首を刎ねた。


うう・・・・酷い顔だったぞ?

いやその、顔自体は美女のたぐいだが・・・・顔つき、表情?が受け入れがたくてな。


「なあ・・これ殺してよかったのか?」


「あ・・・・何て事・・・・姉の解呪・・・できるのかしら?」


あ・・・やべ・・・泡拭いてるぞ?


「ランナル様・・・早く姉を解呪してやって!」


え?マジで?こんな意識のない女性とするのか?


「人助けですわ?」


まじか・・・・

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