第113話 意識のない女性と致すとか・・・・罪悪感しかないのだが

「このままではお姉様が危ない!ランナル様早く!」


「早くお姉様と!」


「男ならそこは躊躇わないで!」


3姉妹が俺をせかす。


うわ・・・けいれんしながら泡拭いてる女性と致すのか?ちょっと勘弁・・・・


そう思ったが、


「ランナル様の奥方様、姉を押さえていて下さい!」


・・・・カチヤ達にフェリーネ王女が命令する。


「は・・・・はい!」


カチヤが返事をし、他の2人が従う。


一番力のあるエリーザベトが上半身を押さえつけ、カチヤとヘインチェがそれぞれ左右を。


で・・・3姉妹は・・・うわやめろ!


俺の装備をはぎ取りにかかる。


装備は言わずがもな、中に着ていた服まで・・・・


今俺は腕輪だけ装着している状態だ。

そして・・・・3姉妹はそのままベッドで泡拭いてる姉?の服をはぎ取る。


「「「早く!」」」


・・・・うう・・・・できるのか?


・・・・

・・・

・・


「助けて頂き、感謝いたします。」


姉?と言われた女性は、それは見事に床で指を前に、礼をしてくれる。えっと、座礼という奴か?


注)ランナルは知らないが、下座・和・最敬礼と言われる、最高の礼の作法。



で・・・この女性、俺の顔じゃなく、少し下を見てる・・・・あ!服!服を着ないと!というかその女性も裸じゃなく、服着て!


しばしお待ちを・・・・・・・・・


俺は元の姿にな・・・・る事なく、その女性に・・・・

抱きつかれ、強引にまたもやベッドに。


「記憶に残るのをお願いいたします・・・・」


ちょ!力強い!ほっそりしてんのに、何処にそんな力があるんだ?それに今しがた3姉妹にたっぷり搾り取られた挙句、したばっかだからもう出ないぞ・・・・というか誰か助けて・・・・


「ごゆっくり・・・・」


誰の声か知らないが・・・最後に聞いた言葉がそれだった・・・・


・・・・

・・・

・・



「「「「やり過ぎました。」」」」


今目の前には、正座をし、俺に頭を下げている4姉妹?がいる。

俺はあの後、気絶したようだ。


で・・・目の前の女性4人は、ものすごく顔がつやっつやなのだが・・・・しかも、腰回りが充実してる。


一方の俺はもう、顔はゲッソリ、身体も力が入らない・・・・


「・・・なあ・・・もう・・・・呪いは・・・・?」


俺は力なく問いかける。


それに応えたのはフェリーネ王女だ。


「ランナル様におかれましては、感謝しかありません。姉の呪いはなくなっております。」


「そうか・・・・俺は・・・・帰る・・・・」


俺は帰ろうとしたが・・・・


「お待ち下さい!そもそもランナル様は父に会うためにここにやって来たのでは?」


「いや・・そうだが・・・どうでもいい・・・・」


早くベッドで寝たい・・・・


「カチヤ、ヘインチェ、エリーザベト・・・帰ろう・・・・」


3人は顔を見合わせる。


どうやら女性のみで何か話し合っていたようだ。


「すぐに済みますから!会って下さい!」


しつこく迫ってくるフェリーネ王女。


「・・・・う・・・」


俺は膝に力が入らなくなり、その場に・・・・倒れず、エリーザベトが支えてくれる。


流石このメンバーで一番動きのいいエリーザベトだ。

だが何かおかしい。

「今だ、皆ランナルを持ち上げろ。」


げ!何をする!


俺は7人の女性に担がれ、何処かへ運ばれていった・・・・

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