第111話 これで解呪とかどうなってるんだ?

俺はフェリーネ王女に言われるがまま、ベッドを取り出し、設置していく。


しかし・・・・いいのかこれ?妻達のいる目の前で。


いや・・・・色んな意味でよろしくないだろこれ!


「なあ・・・・こんなに人が・・・しかも妻の見ている前で、普通に考えてできないだろ!」


俺はそう言った・・・・


「ですが、シて頂かねばなりませんの。」


・・・・そうは言ってもな・・・


「カチヤ、どうすれば・・・・」


「こ・・・こ・・これ・・・は・・・・の・・・呪い・・・の・・・解呪・・・・の・・・為ですから・・・・我慢・・・します・・・うう・・・」


「ヘインチェは?」


「え・・・えっとその・・・・わかりません・・・うえーん・・・」


「エリーザベト、君は?」


「わ・・・私?そ・・・その・・・複雑だが・・・王女様の呪いは・・・私でもわかる強烈な奴だったぞ?それをランナルが解呪できるのであれば・・・・方法があれだが・・・致し方あるまい。目の前で、と言うのが困りものだが・・・・気にせず務めを果たしてくれ!」


・・・いいのかこれ?


「話はついたようですわね。では早速「一寸待て!」」


「あら?どうしました?妹もその気ですから、そういう意味ではご心配なく。」


そうじゃない!


「流石にその・・・せめて何か仕切らせてくれないか?」


「いいですが・・・私は見させていただきますわよ?」


・・・・それで妥協するしかないのか?


結局、間仕切りを用意し、妻達にはその・・・・音が聞こえないよう、耳に詰め物をしてもらった。


しかし・・・見られながらとか、出来るのか?


「さ・・・妹の呪いを、ランナル様のそのお力で、解呪して下さいましね。」


「他に解呪の方法ないのかよ!」


「相手は淫魔ですから・・・・お察しくださいまし。」


「うわ・・・それを言われると・・・・確かにだな。」


で、目の前には、双子の姉妹が。


どっちから?


結局どっちか分からんかった・・・・


・・・・

・・・

・・


暫くして。


もうお婿にいけない・・・・


「お姉様、私の呪いはどうでしょう?」

「私のも調べて下さい・・・あ、垂れてる・・・・」


何が垂れてるとかはこの際聞かなかった事に。


「・・・・あ、解呪できていますわ!ランナル様、ありがとうございます!次は本命の姉、ですわ。」


・・・うわマジでか?


「なあ・・・まさかと思うけど・・・その、あんたの姉ともヤらないといけないのか?」


「無論ですわ。ただ、姉は結婚した事がありますので、そうお気になさらなくても宜しいですよ?」


「ちょとまて!それはそれで気を使うぞ?つまり旦那がいるのか?」


「あ・・・戦争で・・・・亡くなりましたわ。」


・・・・それはそれで・・・・


「あ、それでですが・・・・3人共呪いから解放しましたので、今後はいろいろ分っていれば対処ができますので、万全の状態で挑めますの。」


「分かってるなら最初から対策しとけよ!」


「そうは言っても・・・・知らない間に呪われたわけですから。あ、では今から姉の床へ参りますので、お願いしますね。」


「何だよ床って?」

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