第101話 何でこうなるのか?
「まあ今はそれは置いておいてほしい。国王様にいつ会えばいいんだ?」
俺はこの話題を止めたかったので本題に入る。
気が付けば子爵様は国王様の弟?さんと話し込んでいる。
「いきなり話題を変えましたね。まあいいでしょう。明日、お父様が会って下さいます。で、本日は何処で宿泊をするのかしら?」
ええと誰だっけ?思い出せ俺・・・・
一話前に名前が出てるよな?
フェリーネと言ってたっけ?
「それなんだが・・・・今すぐ購入できる拠点が欲しい。風呂付で、だ。」
「え?今すぐ?それはどうかしら?」
「ぶっちゃけ掃除は行き届いてなくてもいいんだ。今すぐに鍵を貰えることができさえすればそれでいい。最悪風呂とかも無くていい。」
「・・・よく分かりませんが、空き家はギルドで何件か管理しています。今すぐは・・・・一応渡せますが、掃除は多分どの物件も行き届いてませんわよ?」
「ああ、別にそれでいい。」
ぶっちゃけゲート部屋として使うからな。
寝るのはいつもの綺麗な部屋って訳さ。
「ランナル様におかれましては、お金は不自由してませんわよね?そうでしたらいくつかありますわよ?」
「おお!話が早くていいな!いつ案内してくれるんだ?」
「今すぐでもいいですよ?」
「おお!まじか!じゃあ頼むよ!」
俺はこうしてフェリーネに案内してもらう事になった。
勿論3人はついてくる。
で、子爵様と王弟さまには双子の姉妹が付き従う事に。
・・・・
・・・
・・
・
「ここはお家断絶になった貴族の住んでいた館ね・・・確か伯爵だったかしら・・・・・」
「どうしてお家断絶になったんだ?」
「さあ?忘れたけど・・・・何かお父様を怒らせたのではなかったかしら?」
まずはこの物件をキープ。デカいな・・・・
「ここは大通りから少し入った場所ね。大通りに比べ、土地代が安く、維持管理が楽なのだけれど、その分客足が遠くてね・・・・結局潰れて泣く泣く手放した物件ね。」
建物自体は・・・状態がいいな。これもキープだな。
「逆にここは大通りに面してて、土地代が高すぎてね、管理が大変で、結局維持できなくて手放した物件・・・・」
商売するには最適だが・・・・今の所そのような予定はないな・・・・だが、立地は良いな。気まぐれで商売するかも・・・・一応キープか・・・・
何だかんだで5件ほど購入してしまった俺。
それでも金が全くと言っていいほど減らん。
SSR・LR売りまくったしな・・・・
「貴方どれだけお金を持ってらっしゃるの?」
そう言われ・・・・カードに金が入ってるから、見せる・・・・
「ええ?嘘でしょ?桁が違うわね・・・・この国の予算より多いってどうやったらこんなにお金が貯まるの?」
「其処はノーコメントで。」
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