第69話 興奮しすぎて・・・・

この世界では、結婚は難しい。

何故なら・・・・


稼ぐ事の出来る、つまりは・・・・自分の食い扶持だけでなく、家族の食い扶持を稼ぐ事の出来る男が少ないからだ。



それと共に、戦争があれば男が兵士として戦場で戦い、死んでいく。

そうした結果、男は少なくなる。


また、専門職に就く事ができれば・・・・主に商人、または家具職人等・・・・鍛冶屋もいるが、一説によれば、武具を作る職人は神が囲っているとか・・・・街にはいない。


職人はそうそうなれるものではなく、殆どは身内か、職人の伝手が無いとなれない。

そうなると・・・・農民になるか、兵士になるか、もしくは冒険者になるかである。


冒険者は、外の魔物を狩るのに必要なので、それなりには稼ぐ事ができるが、常に危険な職業。

そして、ダンジョンでアイテムを獲得するハンター。


神からの要請で、ギルドが指示を出しているとか。


そして・・・・この世界ではガチャが重要な位置を占めている。


武具は殆どガチャでしか手に入らないからだ。

そして、魔道具もガチャでしか手に入らない。いや、作っている連中もいるのだが、ガチャ産の魔道具の方が優れている。


さらには各種ポーション。スキルは、頑張れば発生するが、特殊なスキルはダンジョン奥深くか、ガチャで手に入れるしかない。


魔法もそうだ。

ギルドが管理しているのだが、やはりダンジョンか、ガチャで手に入れる。


そして、ギルドでは魔法を教えている。


俺は、現実を見ないように、昔習った事を頭の中で思い浮かべていた。


なにせ、裸の女性が一3人も、一緒にお湯につかっているからだ。

万が一下半身を見られたら大変だ。


爆発寸前。



「ランナルさん!いい加減覚悟を決めて下さい!」


ヘインチェちゃんが怒っている。


「そうだぞ!女の私達がこうして覚悟を決めているのだ!男ならもっとビシッと!」


エリーザベトさんもだ。


「そうですよ?こんなチャンス滅多にないんですから・・・・ね?」


優しくも・・・・誘惑の言葉をカチヤさんが唱えている・・・・


「こうなったら・・・・実力行使!」


ええ?


裸の女性3人に囲まれ、抱きつかれる。うっ!


柔らかい・・・


無理やり目を開けさせられ・・・・色々見えてしまう。


「いいかランナル!君はもっと貪欲になるべきだ!」


思わずエリーザベトさんを見る。


綺麗だ・・・・


「そうですよ?女に恥をかかせないで下さい!」


そう言われて見ない訳には・・・・ヘインチェちゃんも綺麗だった・・・・


「そう言う訳で、3人、養ってね?」


カチヤは・・・・やっぱり綺麗でした。


「ああ・・・・・いいのか?俺で?」


「「「勿論!」」」


・・・・・その後の記憶が無い。


気が付けば4人で寝ていた・・・・


そして朝になっていた。


どうやら女の裸を見て、興奮しすぎて、風呂場でのぼせてしまったようだ・・・・はあ・・・



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