第68話 裸のお付き合い?

「ここが今日皆さんが泊まる部屋ですよ。」


カチヤがいるからなのか、メイドさんはいない・・・・


そもそもメイドさん、10人だったのか?1人はメイド長?メイドの上司なのだろうが。


カチヤの案内で部屋に入ると・・・・


デカいベッドがあった・・・・一体何人で寝るんだ?


あ、ちゃんと別の場所に、普通の?ベッドがある。

よかった。


だがよく見ると・・・・デカいベッドに枕が・・・・4つある?へ?みんなあそこで一緒に寝るのか?


「なあカチヤ・・・・まさかと思うが・・・・あのデカいベッドで、皆一緒に寝るのか?」


「ええ。そのつもりですよ?あ、もしかして・・・・いやだわ。ちゃんと別のベッドも用意してますから、心配いりませんよ?」


何の心配なんだ?


「あ、風呂に入りたい。」


「あ、案内しますね。皆さん、着いて来て下さい。」


案内され・・・・風呂場へ。


「ここがそうです。ランナルさん、お先にどうぞ?」


「おう?わかった・・・・」


何故か4人でそのままいる。


「なあ・・・・何で4人ともここにいるんだ?」


「ええ?だってねえ?」


ヘインチェちゃんが何やら顔を真っ赤にしている。


「覚悟はできた!さあ!」


何の覚悟だエリーザベトさん?


「あ、先ず私とご一緒しましょうね?使い方を説明いたしますよ?」


そう言ってカチヤは俺の服を・・・装備をはぎ取る。


「うわ!一人でできる!」


「そうですか?では私も失礼して・・・・」


目の前でカチヤも装備を取り、服を脱いでいく。ええ・なんで?

別に説明するのに服を脱ぐ必要あるのか?


「勿論一緒に入るんですよ?」


「マジで?」


「マジです!」


「いいのかそんなんで・・・・?」


「勿論ですよ?さ、見て下さい!2人も脱いでますよ?」


え?と思いながら振り向くと・・・・

ヘインチェちゃんとエリーザベトさん、同じく装備を取って、服を脱いでいる。


「うわあああ!」


ここは急いで入るしかない!俺は急いで服を脱ぎ・・・・逃げるように中に向かう。


「待って下さいね。」


恐ろしくてこれ以上目を開けてられん。



「ランナルさん、お背中お流ししますからね、椅子に座ってて下さいね。」


椅子があったので座り、目を瞑る。駄目だ、色々やばい。


「うわ・・・・思ったより大きなお背中・・・・」


んん!!!


「かかかあちややあやああなななにししっちゃてててっるるる・・・」


ちゃんと喋れない・・・・何やら柔らかいのが・・・・


「ひひひひとりででええあああらうううからああああ!」



俺はタオルを奪い一心不乱に洗う。

そして・・・・


「石鹸を流す!」


「はい。」


カチヤは泡を落としてくれ・・・・


俺は大急ぎで、湯船につかる。


目を閉じる・・・・・何も見ないぞ?


「わ・・・・エリーザちゃん、意外と大きいのね?」


「そうか?戦闘の時は、邪魔なんだぞ?ヘインチェのは良い形じゃないか?」


「そうかな?でも・・・・カチヤのが一番よね?」


「私ですか?」


「確かに・・・・私は筋肉が付いてるが、カチヤやヘインチェは女性らしい柔らかさがあっていいな。」


聞こえない聞こえない・・・・


そしてついにやって来た・・・・


3人が湯船に入ってきたのだ。


「何でだあ!」


「私らは同じパーティだ!これぐらい・・・・当たり前だぞ?」


「違うから!パーティ組んでても、裸で風呂ってないから!」


「まあいいではないか・・・・いずれはお互い、結ばれるのだからな。」


「えええ?エリーザベトさん、俺と結婚するのか?」


「勿論だ。いやか?」


「いやいやいやいや、そんな事はないが・・・・俺みたいなそこらに居る平凡な男と、いいのか?」


「私には平凡には見えんがな。」

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