第61話 ポーテートダンジョン
ポーテートダンジョン
ローテートダンジョンとは違い、70層まで確認されているダンジョン。
色々な素材が手に入り、換金ボックスで売却ができる。
素人が金属を手に入れてもあまり有用ではないが、換金ボックスで売却をすれば・・・・どうなる?
金貨や武器になる・・・はず。
ざっと俺がカチヤから聞いた話だ。
そして・・・・ダンジョンの入り口からは、戦闘音が聞こえてくる。
む・・・入口から近すぎるな。
何が出るか分からないしな・・・
「エリーザベトさん、行くぜ!」
「任せろ!」
下層の経験・・・・このダンジョンではないが・・・・1人でのアタック経験があるので、頼もしい。
他の2人は・・・・カチヤさんは知らないけど。
「デーモン!」
エリーザベトさんが叫ぶ。
デーモン?どうすりゃあいい?
俺はクロスボウを放つ。
一匹に刺さる。
あれ?肩に刺さった・・・・よけたか?
続けて放つ。
今度はど真ん中に命中。
ああ、デーモンは飛行してくる。
そして落ちたデーモンにエリーザベトさんがとどめを刺す。
「ドラゴンほどでは無いにしろ、デーモンとは厄介だな・・・・」
どうやらエリーザベトさんはデーモンを知っているようだ。
「ランナルさん、また来ます!今度は2体!」
ヘインチェちゃんが知らせてくれる。
先に向かった連中はどうなったんだ?
エリーザベトさんはヘインチェちゃんと左を!俺とカチヤさんは右を!
「は、はい!任せて下さい!」
カチヤさんは俺についてくる。
「わ・・・・私はどうしたら・・・・?」
「俺が矢を放つから、デーモンがどうなるか見極め、仕留める事ができそうなら、仕留めてくれ!」
「わ・・・・わかりました!」
俺は一度カチヤさんを見、デーモンに向き直る。一体はこちらに向かってくるな。もう一体はヘインチェちゃん達の方か。
俺は矢を放つ。
あ、翼?にヒット。
穴が開き、キリキリと回転し、落下する。俺はすかさずもう一度狙いを定め、地面に落ちた瞬間矢を放つ。
うわ・・・・口の中に入ったぞ?
そして・・・・
「えい!」
カチヤさんがショートソードでデーモンに切りつける。
頭が真っ二つ・・・・
「や・・・・やりました・・・・」
俺はカチヤさんの仕留めたデーモンを見て、問題なさそうなのでもう一度、クロスボウを構え、もう一体に矢を放つ。
浮かんでいたが、こちらに気が付かなかったせいか、狙った場所に刺さり、落下。
すかさず2人がとどめを刺す。
ふう・・・・
そして、気が付かなかったが、もう一体やって来た・・・・
【吾輩不愉快。仲間が死んだ。其方の仕業?】
喋った?
「惑わされてはいけませんよ?相手は本来この階層に居てはならない魔物です。」
カチヤさんが俺にアドバイスを。
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