第45話 何とか撃退
よく分からんが、この魔物、アイテムをドロップしているのか?
元はダンジョンに居た魔物。
ダンジョン産の魔物は死体は残らないが、アイテムをドロップする・・・・はず。
普通ダンジョン産の魔物は、ダンジョンの外には行かないのだが・・・・こういう場合どうなんだ?
「何だか変な玉がいっぱい落ちてますよ?」
ヘインチェちゃんがそう言うが、確かにオークを仕留めた後に転がってる事がよくある。
「魔石ともども拾っとけ。金になるかもしれんからな。」
エリーザベトさんがそう言いつつ、魔物を仕留めていく。
たまにアイテムも落ちてるようだが、ま、分からんが拾っとこう。
実際そんな余裕はあまりないんだがな。
何せ魔物はどんどんやってくる。
しまいには面倒・・・・いやいや、疲れるんだよな。
元チームのメンバーも目に見えて疲労の色が濃い。
もうかれこれ数時間飲まず食わずだからな。
ここは・・・・起死回生で魔法を使ってみるか?
「なあ・・・・水魔法って攻撃に使えるのか?」
俺が誰とはなく聞くと、
「勿論ですよ?水を思いっきり勢いよく放出すれば・・・・ほら、男の人がおし「それ以上言わんでいい!」」
綺麗な顔して何を言おうとしてるんだヘインチェちゃん。
「そうは言うがな、女も勢いよくすると跳ね返りが凄いんだ。」
・・・・あんた折角の美人なのに、何て事を言うんだエリーザベトさん。
「それはどうでもいい。ぶっつけ本番で魔法・・・・使えるのか?」
「水魔法取ってますよね?火魔法はいきなりだと危ないので、ランナルさん一度使ってみては?」
「どうすれば・・・・水よ・・・・吹きだせ・・・?」
何となくこんな感じ?と思ったら・・・・
うわ!!!
指から水が噴き出てるぞ?
たまたま指を向けた先がオークだったが・・・・げ!腹を貫通しやがった・・・・あぶねえ!
周りもオークだっかたら・・・・指を左右に振ると・・・・オークがどんどん真っ二つになる。うげ・・・とんでもねえなこれ?
味方が居ない所をどんどん指を向けて魔物を仕留める。
すげー魔法サイコー!
そう思っていたが・・・・突然膝にきた。
がくっと崩れ落ちる。
その瞬間魔法も打ち止め。
そして・・・・天と地がひっくり返る。
身体か頭に何だか衝撃を受けた気がしたが・・・・
・・・・
・・・
・・
・
・・・・あれ?此処は何処だ?
俺は・・・・寝てた?
は?あれ?夢でも見てたのか?
なんだかすごく気持ちがいい・・・・
こう・・・・この枕?凄く肌触りが良くてすべすべ・・・・ってううおおお!!これは・・・・女の太ももではないか?
「ら・・・・ランナルさん駄目です・・・・人が見ています・・・・」
うん?何だ?
見上げれば顔を真っ赤にしているヘインチェちゃんがいた。
「おい大丈夫かランナル。君は魔力を使いすぎたのだ。だが、おかげで魔物はあらかた仕留めた。それに・・・オークジェネラルとやらが紛れ込んでいたようだな・・・・ほれこの金の玉を見て見ろ!」
・・・・それオークのですよね??よく触るな・・・・?
俺は立ち上がろうとして・・・・まだ頭が・・・・
「おっと、まだ無理だろう?大人しくしていろ。」
エリーザベトさんに抱きついてしまった・・・・そして・・・・意外と?柔らかい・・・・
「ちょ・・・ちょっと何してるんですか!」
ヘインチェちゃんに怒られました・・・・
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